前フリはいいからはよマルジェラの財布見せろ!と言う方は目次から見たい項目をクリック!
- マルジェラのマネークリップレザーウォレット
- マルジェラのマネークリップの良いところ
- マルジェラのマネークリップの悪いところ
- 最後にお値段
- 現時点では満足。経年変化も楽しみたい。
- ミニマルウォレットの記事一覧
僕、石谷玲( @R_I )は、2年くらい前からキャッシュレス生活を実践し始めました。その頃からかさばる財布ではなくミニマルな財布を使うことを志向して、色々市場にある財布やクラウドファンディングに出ている財布を自腹で入手し実際に使い、そのレビューをブログに残してきました。
そして今。キャッシュレス決済は既に浸透し、それに伴いミニマルな財布を使う人は急激に増え、クラウドファンディングサイトも「キャッシュレス時代のおさいふ」ばかりに。新しいアイディアは枯渇し、既存のミニマルウォレットの焼き直しが目立つように感じました。更に、僕が以前支援したミニマルウォレットのプロジェクトも気付いたらバンバン続作が出て、その続作の発送が今年いっぱいまで埋まってて今予約しても届くのが来年だとか。
そんな風景を見てて、実感したことがあります。
「ミニマルウォレット志向はレイトマジョリティー層の末端まで行き着いたなあ…」
もう、経年変化に耐えられないような安いペラッペラの革を使ったり、折りグセが付いてトレイの上で丸まる紙幣を出すような財布を「ミニマルだから」と言って我慢して使うことにメリットを感じない時代になってきたのかも知れません。
かと言って、ポケットにスンナリと収まらない様な長財布を今更使うメリットも僕には感じません。
ストレス無く使えて、かつスリムでコンパクト。
僕の知的探究心が出した答えは、あのハイブランドのMaison Margiela(メゾン・マルジェラ、以降マルジェラ)のマネークリップでした。
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マルジェラのマネークリップレザーウォレット
外観
カードスロット側だけ撮り忘れてたんで、既に使用してカード痕が付いてる状態でスミマセン。
マルジェラのサイトによると、正式名称は「マネークリップレザーウォレット」。
外も中も真っ黒でマットな質感の牛革(ボヴィンレザー)を使用しています。
ロゴもマネークリップもファスナーも真っ黒。
主張しないことが(かつての)マルジェラらしいかなと。
2つ折りになっており、片方がコインパース、もう片方の外側にカードスロット3カ所。
2つ折りの内側のヒンジ部にマネークリップの金具が仕込まれています。
極めてシンプルな構造です。
一応、ギャランティーカードも付いてます。
コインパース
決して大容量とは言えませんが、ある程度の小物は入るようになっています。そもそも、マネークリップにコインを収納できる方が珍しい。僕はここが気に入ってこれを選びました。
カードスロット
カードスロットは3カ所。1枚ずつ入れるべきところとは思いますが、僕はどうしても日常的に使うカードを5枚までしか減らせなかったので5枚入れてます。入れてるのは、
- クレカ2枚(AMEX、JCB)
- キャッシュカード2枚(両方ともVISAデビット機能付き)
- Kyashリアルカード(VISA)1枚
マネークリップ
紙幣の枚数が多くてもちゃんと挟んで保持可能。日本のお札は横に長くて外国製の財布だと特に一番長辺が長い(160mm)一万円札が収納できないトラブルが散見されますが、マネークリップなので無問題(ちなみにマルジェラのマネークリップじゃないミニウォレットも数年前まではこの問題が発生してました)。縦の短辺は全ての日本の紙幣共通で76mmですが、このマネークリップだとピッタリ。完ペキ。
マルジェラの「お約束」
マルジェラのフィロソフィーとも言える四つタグ(厳密に言うとフィロソフィーを逆手にとってブランドアイコンとした、かな)が印象的です。
マルジェラのことを知っている人なら分かると思いますが、ブランドのアイテムの系統を番号で示したカレンダータグがもう一つのブランドアイコンとなっています。このウォレットだとカレンダータグはコインパースの中のタグに印字。そしてウォレットが11番「女性と男性のアクセサリーコレクション」に相当することを示す11に丸を描いたデザインはジッパーに刻まれています。
マルジェラのマネークリップの良いところ
オールインワン
さっきも書きましたが、マネークリップでコインパースが付いてるものなんて見たことないのです。僕はコインパースにお釣りと、更に家の鍵(2本)とANA QUICPay+nanacoの尾翼型のICタグも一緒に入れてます。
なので、これとスマホがあれば手ぶらで出かけられます。すっごい便利。
紙幣の枚数であまり厚みが変わらない
お財布って紙幣の枚数が増えるとドンドンかさばってくるものですが、マネークリップは、ただ二つ折りにして仕舞うだけなので問題なし。今まで使っていたミニマルウォレットだと紙幣は3つ折りや4つ折りにしないといけないので実は2つ折りマネークリップよりもかさばりやすいのです。折りグセだけじゃなく、こういうところにも罠は潜んでいたりするのですが、実際に何ヶ月も使っていないと気付かない点だったりします。
マルジェラらしい革とフォルムの美しさ
まず、革が美しい。ハイブランドならではの質の高さです。この辺クラウドファンディングで入手できるウォレットとは天と地との差があります。これは実際に入手して触って比べてみないと分からない。
そしてやはりフォルム。あらかじめ拵えられた様な最適な大きさ。実際にカードや紙幣等を入れて畳み、手に持ってしっくりくるデザイン。ミニマルなウォレットが軽視し切り捨ててきた部分を、機能を担保した上で掬い上げることって可能だったんだなと気付かされました。
マルジェラのマネークリップの悪いところ
比較的高価
実際の購入価格はこの後書きますが、マルジェラのブティックで購入すると定価は33,000円です。ハイブランドであるマルジェラの財布の中では激安価格(他の財布は5万円前後)なのですが、クラウドファンディングで入手できるミニマルな財布とかと比べると比較的高価ですね。ただ一番最初に買ったThe RIDGEのバーンドチタンモデルが22,000円ちょいなので、実際に買った価格はこれとあまり変わらなかったり。
硬貨が取り出しづらい
容量が大きくなく深めのコインパースなので、硬貨が取り出しづらいという不満点を多くの人が指摘しています(マルジェラの財布共通の不満点)。ただ僕はあまり硬貨を使わず(現金を使う場合は紙幣優先)、硬貨が溜まったら銀行のATMに流し込むようにしているので無問題かなと思ってます。だから一緒に鍵やICタグも入れちゃってる訳です。
最後にお値段
さっきも書きましたが、定価は33,000円。僕は海外通販サイトSSENSE(エッセンス)のセールで買ったので21,742円で購入できました(これと海外からのDHLエキスプレスの送料が少し。35,000円以上購入すると送料タダ)。つまり、The RIDGEよりも安い価格で買えてしまいました。ハイブランドのアイテムでこれはホントお得。宣伝記事じゃないのでリンクは載せないけど。
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現時点では満足。経年変化も楽しみたい。
まさかマルジェラなんてハイブランドの財布を身につけることになろうとは思いませんでした。しかし高額なハイブランドがハイブランドである理由がよく分かった気がします。このマネークリップなら信頼して僕の全てを預けられます。満足です。
ここから使い続けてマットな牛革の風合いがどう変化するか楽しみですね。経年変化に期待しつつ、今日も色んな決済手段を駆使し、財布を触り続けます。
キャッシュレスの考え方が浸透し、ミニマルウォレットの形が一通り出尽くして、僕はメゾン・マルジェラに手を出すに至りました。今後社会がどう変化するか、キーになりそうなマイナンバーカードの立ち位置が今後どうなるかとかも、僕としては興味津々。財布も財布の中身も思考停止せずに、常に最適な形を模索して生きていこうと思います。
それでは。
ミニマルウォレットの記事一覧
キャッシュレス生活の記事の中から、ミニマルウォレットのレビュー記事を抜粋してまとめました。比較のためにこちらの記事も併せてどうぞ。
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