僕の3つ目のウォレットはこれでした。
こんばんは、石谷玲( @R_I )です。
先日、カードホルダー兼マネークリップのSECRIDの紹介記事を書きました。
この中で、こういう話をしました。
一方、最近、長財布とか二つ折り財布とか、今までのような革の財布とは違う、新しい時代の財布の出資を募るプロジェクトをクラウドファンディングで多く見かけるようになりました。
実は僕も一つ出資し、届いていて実際に使った物もあるのですが、それは別の機会に置いておくとして、ある日、僕は「これは面白いギミックだ!」と思って衝動買いしてしまったウォレットがありました。
この「実は僕も一つ出資し、届いていて実際に使った物もある」の正体が今回の記事のHITOE Short Walletでした。
The RIDGE、SECRIDに続く第3の僕のウォレットとして、気分に応じて使い分けているこのHITOE Short Walletに関して簡単にこの記事でご紹介したいと思います。
ちなみにこのHITOE Short Wallet、クラウドファンディングは終了していますが、Amazonにて一般販売が始まっていますので、こちらも参照してみて下さい。
この記事の中身は・・・
- カードと硬貨を重ねない『単(ひとえ)構造』でコンパクト
- 硬貨の部分へのアクセスが必要かそうでないかに応じてファスナーを使い分ければ硬貨もこぼれず安心
- お目当てのカードを取り出すテクニックがあるよ
- 同じ素材のキーケースが一般販売予定
- コンパクトな財布が欲しいけどどれも使いづらそう…と思っている方に特にオススメ
詳細はこの下の記事を見てね
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僕が財布に求める物
まずは僕が財布を選ぶ条件をまとめてみたいと思います。
これまでご紹介し、現に僕が使っているThe RIDGE、SECREDはこの条件を満たしたものでした。
カードが10枚程度収納できること
こちらの記事でもカードの枚数について考えてみました。
この時は6枚で結論を出しました。
しかし、この後、健康保険証を入れることにし、さらに、SPGアメックスを発行し決済用カードとして使い、また、エクセルシオールカフェを作業場として使うようになった関係でドトールバリューカードもウォレットに入れるようになりました。
また、waonやファミマTカードを追加した一方で、Suicaはスマホケースに収納して使うようになりました。
この結果、だいたい10枚前後のカードの収納が必要になりました。
これらのカードを収納でき、問題無く目当てのカードを取り出せる構造が僕の財布に求める第1の条件です。
厚くならずコンパクト
この記事の中で、財布は尻のポケットにはもう入れない、スラックスの前ポケットやワイシャツの胸ポケットに入れたいということを書きました。
つまり、これが実現できるくらい厚くなくてコンパクトな財布であることもマストです。
紙幣は通常3枚(3,000円)程度、多くて10枚強
普段は3,000円のみ持ち歩いてます。
ただ旅行の時とか飲み会の時は5,000円とか10,000円とか千円札で持ち歩くので、その時だけ紙幣10枚強収納できれば僕はOKです。
硬貨は不要、でもあるなら取り出しやすくコンパクト
僕が使っているThe RIDGEやSECREDでは硬貨を収納できないので、硬貨はabrAsusの小さい小銭入れに家の鍵2個とともに入れてます。
これは硬貨が15枚(1円玉×4、5円玉×1、10円玉×4、50円玉×1、100円玉×4、500円玉×1=999円)が一列に入る程度のポケットが設けられた細長い小銭入れで、同時に鍵も収納できるため、硬貨が取り出しやすくコンパクトなキーケース兼小銭入れとして使っていました。
これがあるので硬貨が収納できる必要は無いのですが、もし収納できるならばこの小さい小銭入れ相当の機能は期待したいです。
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HITOE Short Wallet
クラウドファンディングサイトmakuakeで見つけて支援
ある日、クラウドファンディングサイトmakuakeを見ていた時、このようなプロジェクトが目に入りました。
内容を確認したところ、財布の中にカードホルダーと前述の小銭入れが重ならずに同居しているような構造で非常に気になり、出資支援することを決めました。
革の選択肢が広いのもこのプロジェクトのメリットで、僕のパーソナルカラーの緑で、さらに手触りが良さそうなエルバマット・テキサスのシリーズの"Texas Lattuga"をチョイスしました。
リターンの到着予定は2019年の1月。来年までのんびり待つかーと思っていたら、なんと今年8月の初旬には届いてしまい、ビックリ。
実はこれを入手し、8月の福岡帰省で使用した後、ファスナーの一部に破損が有り、クラウドファンディングだから仕方ないかーと思っていました。
ところがその後、クラウドファンディング実行者のSYRINXさんより通知が有り、私と同じ破損がある初期不良のロットが見つかったとのことで、ダメ元で連絡。
すると、速やかに回答があり、着払いで送付下さいとのことで、クロネコの着払い便で発送したところ、その週の週末にはすぐに修理品が届きました。
このSYRINXさんの誠意ある対応、その対応の速さに感激したのも、この財布を紹介する記事を書こうと思ったきっかけだったりします。
HITOE Short Walletはこんな構造
それではこの記事の本題、HITOE Short Walletの紹介に移ります。
ある程度使い込んでいるので、もう既にカードの形の型が付いていますが、このように正方形のような形をしています。
クレジットカードの大きさがあの型の大きさと考えると、そのコンパクトさが分かると思います。
手のひらにすっぽり収まるサイズです。
ワイヤーで吊してあるANA QUICPay+nanacoは後から僕が取り付けた物ですので、ここでは無視しておいて下さい。
このHITOE Short Wallet、
ファスナーの上部と、
ファスナーの下部に別々にスライダーが取り付けられており、どちらからも財布をオープンすることができます。
この構造は後々重要な意味を持ちます。
さて、上部のファスナーからこの財布を開くことにします。
ど真ん中に仕切りが有り、その両側に紙幣やレシートを挟み込むスペースがあることが分かります。
ちなみに、クラウドファンディング実行者のSYRINXさんでは、カードの下の部分を這わせるようにして紙幣を収納すると折り目が付かないと説明しています。
僕の使い方だとカードの枚数が多すぎて、カードの下のスペースがなくなってしまい、この収納ができませんでした。
今まで紙幣を折り畳んでマネークリップに挟んでいたので、紙幣に折り目が付くのは全然問題なしですが、気になる人はカードの枚数を減らしてやってみて下さい。
ど真ん中の仕切りも上下に分かれ、
上部は硬貨を収納する部分。
硬貨のスペースは蓋もなく開放されています。
一列にまとまり目当ての硬貨が取り出しやすい構造になっています。
また、紙幣と硬貨を同時にアクセスできるので、お釣りの収納がとても楽で便利です。
下部はカード類がまとめて挿入されています。
カードの取り出し口の下半分が切り欠かれているので、カードをつまみやすい仕組みになっています。
この、カードと硬貨を重ねない構造のことを、クラウドファンディング実行者のSYRINXさんでは『単(ひとえ)構造』と呼んでいるようです。
硬貨をこぼさずにカードだけ取り出したい!
このような構造だと、キャッシュレス決済でカードだけ取り出したい時、カードを引き抜こうとしたら硬貨をこぼしちゃうのでは?
そんな不安ありますよね。
その場合、HITOE Short Walletだとこうします。
硬貨が入っていますね。
このとき、
下のスライダーを使ってファスナーを開きます。
そうすると、
硬貨の部分は閉じたまま、カードの取り出し口だけオープンすることができました。
こちらから、
硬貨をこぼさずにお目当てのカードを取り出すことができます。
このためファスナーのスライダーが両側に備え付けられていたのです。
つまり、硬貨の部分へのアクセスが必要かそうでないかに応じてファスナーを使い分ければ良いのです。
本当によく考えられた仕組みになっています。
お目当てのカードを取り出しやすくするコツ
さて、カードの部分は束にして挿入する構造になっていましたね。
カードの枚数が少なければ問題無いのですが、カードの枚数が多いと、お目当てのカードを取り出す場合、全部をまとめて引き抜いて表から一枚ずつこれじゃない、これじゃないと探す必要があります。
それって非常に不便ですよね。
The RIDGEだと、
扇状にカードの束を開くことで目当てのカードを選ぶことができました。
SECRIDだと、
レバーを引くとカードが少しずつズレてプッシュされる仕組みになっています。
このようなやり方はHITOE Short Walletではできないのでしょうか?
僕、考えました。
まず、カードの部分だけ開きます。
カードの束をつまんで引き出します。
この時に、人差し指と薬指でカードの束の上下の縁を挟みます。
引き出したカードの縁(右の縁)に親指を当てます。
そして、
当てた親指でカードの束を斜めに押し出します。
ここ、コツ要ります。
トランプでカードを切る時に束を斜めにしたりしますよね。
あの要領で、カードがバラけるように親指で押し出します。
これができたら後は簡単ですね。
お目当てのカードを右手の親指で押さえて、
その前のカードを全部左手で押し込みます。
お目当てのカードが取り出せました。
これはThe RIDGEでカードを扇状に広げて取り出す方法の応用なんですが、これがスムーズにできれば、HITOE Short Walletでのカードの利便性は格段に上がります。
僕が思うHITOE Short Walletのメリット
マネークリップと小さい小銭入れを使ってきた僕の観点からのメリットは、
- 紙幣と硬貨を一緒に収納できる
- コンパクト
もうこれに尽きます。
今までは紙幣と硬貨を別々に管理してきました。
そのため、現金決済をした際、紙幣はマネークリップから取りだし、お釣りは小さい小銭入れを出してホックを外して硬貨を入れて、という作業が必要でした。
キャッシュレス決済など、どちらか片方だけで済む場合は楽なんですが、両方使わないといけない場面では器用さを要求される使い方でもありました。
財布である以上当たり前のことではあるんですが、それがこのHITOE Short Walletひとつで完結します。
そして、そんな財布にしては非常にコンパクト。
カードホルダーと小銭入れを上下にくっつけたような構造で、脇に紙幣やレシートを収納できる仕組みなので、薄く小さい財布が実現できました。
これは本当に凄い。
僕が思うHITOE Short Walletのデメリット
これもマネークリップと小さい小銭入れを使ってきた僕の思うデメリットです。
- 硬貨を収納する部分の革が柔らかい
- 鍵が収納できない
革が柔らかい件、小さい小銭入れとの比較なのですが、小さい小銭入れの革は固いので、一度硬貨を収納したら中で硬貨が動くことはほとんどありません。
しかしこのHITOE Short Walletの場合、革にあまり硬貨をホールドする力がないので、特に少ない枚数の硬貨を入れた場合、硬貨を整列させて収納しても順番がぐちゃぐちゃになります。
神経質な人はちょっと気になるかも。
でも硬貨自体は上から視認しやすい構造なので、取り出すのに特に問題は無いと思います。
鍵のことですが、これは普通の人なら「何じゃそりゃ?」と思うことでしょう。
でも、僕は小さい小銭入れをキーケース兼小銭入れとして使ってきました。
つまり、小さい小銭入れから小銭入れ機能をHITOE Short Walletに移行した結果、鍵だけが残ってしまったのです。
さて、鍵はどうしよう。
そう悩んでいたら、クラウドファンディング実行者のSYRINXさんがこんな回答を用意してくれました。
なんと、同じ革の素材でキーケースを作るクラウドファンディングを実施したのでした。
僕も同じ"Texas Lattuga"の革で支援済み。
間もなく発送される模様です。
もうクラウドファンディング自体は終了しましたが、HITOE Short Wallet同様、こちらも一般販売の予定があるとのことです。
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ここまで機能的でコンパクトな財布は今まで無かったのでは
色んなお店やオンラインショップ、クラウドファンディングで、ミニマリズムやキャッシュレス時代の新しい財布が出てきていますが、どれも機能を制限した結果小さくても使いづらい、もしくは特定の機能に特化した結果他の機能に支障が出るなどの不満点が結構ありました。
癖の強いアイテムが多かったんですね。
今回のこの財布も、最初は使いづらさを感じるのではと思っていましたが、実際に使ってみると、なかなか深く考えられた作りになっていて、驚くことが多いです。
僕は前述のThe RIDGE、SECRIDと気分で使い分けることにしていますが、これ一本で生活してみても問題無いのではと思います。
もし、コンパクトな財布が欲しいけどどれも使いづらそう…と思っている方は、是非このHITOE Short Walletを試してみて下さい。
それでは、今回はこれで。
ミニマルウォレットの記事一覧
キャッシュレス生活の記事の中から、ミニマルウォレットのレビュー記事を抜粋してまとめました。比較のためにこちらの記事も併せてどうぞ。
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