※この記事は2018/09/08投稿の記事(削除済み)を加筆修正し再構成したものです。
少しでも不安感を軽減するために
まずは、昨晩から今朝にかけての令和元年台風19号にて被災された皆様におかれましては、お見舞い申し上げます。
また、先月は千葉県を中心に令和元年台風15号が猛威を振るい今でも深く爪痕を残していますし、昨年は7月の西日本の水害や平成30年台風21号および平成30年北海道胆振東部地震という大きな災害が起き、多くの方が不自由な生活を強いられたことが記憶に新しいです。
改めて、この日本という国は自然災害の多い国であることをはっきりと思い知らされました。
元々地震の少ない土地だったはずの九州熊本にも、3年前大地震が来てしまいました。
日本に住む僕らは、どこに住んでいたとしてもいつそういう事態に遭遇するか分からないのです。
そんな僕に、一体何ができるだろう。
そう考えた時、僕が常日頃からツイートしていたひとつのテーマが思い浮かびました。
と言うのも、僕、石谷玲( @R_I )のソロキャンプの経験と自転車乗りとしての知識、東日本大震災の経験に基づいて、災害に備えてこういう物を持っていた方が良いよというツイートをここ数年何度もしてきていたのです。
結構色んな人にリツイートして拡散して頂いたものもあります。
それは、実際に使うかどうかもそうですが、それよりもむしろ、持っていると安心する、不安感が軽減する目的を持った物が少なくないです。
不安はパニックを起こし、パニックは冷静さを奪い、普段なら考えられて当然のことが全く考えられなくなることもあります。
それを僕は、防止したい。
今回は、今までツイートで語ってきたことを簡単にブログ記事としてまとめ、一度に参照できるようにしたいと思います。
これが僕の災害対策オススメグッズ!
ポケットラジオ
いらすとやさんのイラストは卓上型のラジオですが、まずはこれです。
情報源にポケットラジオ。
こう書くと、割と多くの人から「今はスマホがあるから」「スマホのradikoでラジオ聴けるから」「ラジオなんて時代遅れ、今はワンセグだよ」とか言われます。
確かにradiko便利ですよね。
でもね、災害時こそ心強いのがラジオ、それもポケットラジオなんです。
まず、ワンセグというかTVなんですが、もう皆さんご承知の通り、しょうもないバラエティや見ると鬱になりそうな災害時の映像ばかり流れてきます。
東日本大震災の時なんか、家や車が流される映像ばかり見せられました。
被災している人は、そんな物見ても何の情報も得られません。
ですが、映像のないラジオは淡々と必要な情報を提供してくれます。
また、ポケットラジオは流しっぱなしにしても数日持つものがほとんどですが、radikoはほんの数時間でスマホのバッテリーが切れてしまいます。
乾電池の予備があれば一週間でも二週間でも使えます。
しかも、スマホ本来の機能って、通話とか通信じゃないですか。
radikoを聞いていたがためにバッテリーが無くなってしまい、停電で充電できないともなるともう悲惨です。
ですから、万が一の時のためにポケットラジオをカバンに。
大きい物ではないのでカバンのポケットにもガジェットポーチにも収まってくれます。
取り敢えず、何かあったらまずは手元のスマホで情報収集しましょう。
ツイッターとかヤフーニュースとか情報源は色々あります。
で、ある程度、事態が把握でき落ち着いたら情報源をポケットラジオに切り替えましょう。
スマホは通話通信手段と割り切って、必要な時のために。
スマホは貴重な連絡手段なのだから、バッテリーは大切に使いましょう。
情報源は複数持つことが必要だと思います。
ちなみに僕のオススメポケットラジオはこれ。
手前に写ってる僕のポケットラジオは、パナソニックのAM/FM(ワイドFM可)/ワンセグの3バンド受信できるラジオ。
情報ソースは多い方が良いよね、と思ってワンセグ音声込みのモデルを持ってます。
単4乾電池で聴けるので災害時はオススメ。
スマホのバッテリーの消耗を気にしながらradikoを使わずに済みます。
パナソニックのラジオ全体に言えるけど、感度は悪くないです。
パナソニック以外だとソニーとかも同様のポケットラジオを出してます。
ただちょっとパナソニックよりお高めかな。
ワンセグ音声なんか要らない!と言う人にはこの辺をオススメ。
いつ、何が起きるか分からないので、(前兆の無い地震はともかく)今回の台風19号のように、明らかに甚大な被害が出ることが想定できる災害が来ることが分かってる場合、手元に情報を収集できるツールを持ってるだけで安心感はだいぶ変わります。
キャラメル
今回も思いっきりチョコレートを掲げてますが、あえてキャラメル。
やはり、不安感や緊張を緩和させたいときは甘いものを舐めるのがいいようです。
なので甘いものもオススメ。
脳の活性化のために、仕事の合間にチョコを食べる人もいると思います。
でも、チョコは溶けるんですよね。
なので、ひとつの例ではありますが、僕はキャラメルを勧めることにしています。
キャラメルの箱を取りだして、包装紙を開き、口に一粒入れる。
するとホッとしますよね。
この緊張感の緩和が大事なんです。
本当に何らかの事情で外界との行き来が隔絶されてしまった場合にも、僅かばかりですがエネルギー源にもなります。
いつも持ち歩け、喰え、とは言いませんが、こういう時世とかどうしても不安感に苛まれる時は、意識的に甘い物を口にできるようにしましょう。
今回の台風19号接近時も、森永のミルクキャラメルを常に懐に入れてました。
飲み水(ボトル)
ちっちゃいペットボトルでもいいです。
いつでも自分の意思で水が飲めると言う状況を作っておきましょう。
それが安心感を生みます。
できれば、僕は水筒やボトルを持ち歩くことをお勧めしたいです。
そうすれば水を汲んで持ち歩くことができます。
真空断熱ボトルなら、暑い日も冷たい水がいつでも飲めます。
僕は、以前こういう記事を書いてます。
この2つは僕もオススメです。
明るいライト
白色LEDの発明とリチウムイオン二次電池の普及は、今までに無い明るいライトを僕らに提供してくれました。
この恩恵を一番受けているのが自転車乗りではないでしょうか。
夜道を走る際の前照灯として、CATEYEのVOLTシリーズは定番商品になりました。
左上に見えるのが、このVOLT800。
明るいライトがあれば、停電で街灯の消えた道でも安心して歩くことができます。
また、停電した部屋の中でも、コンビニ袋を発光部に巻くと、コンビニ袋が良い具合に光を拡散して間接照明にすることもできます。
また、小さいキーリングライトなら、普段から携行することもできます。
以前、僕はこういう記事を書いてます。
これは小っちゃいのに非常に高出力な光を出せるのでオススメです。
鍵と一緒にポケットに入れておけます。
これまで紹介したライトは、全てバッテリーが内蔵のリチウムイオン電池でした。
でもこれだとバッテリーが切れてしまった場合、充電しないと使えません。
停電している場合、充電できないのでモバイルバッテリーを使わざるを得なくなります。
やはりライトも乾電池で使えるものを1つ手元に置いておいた方が安心感が全然違います。
僕も使っているのが、これ。
これは単4乾電池3本で250ルーメン発光できるモデルです。
これの良いところは、さっきのポケットラジオと同じく単4乾電池が使える所。
単4乾電池さえストックしていればバッテリーが共有できます。
逆にポケットラジオ等の機器が単3乾電池で動作するモデルを持っているなら、ライトも単3乾電池が使えるものを選ぶと良いと思います。
ジップロック
家庭にある、食材を小分けにして冷凍する時に使ったりする、あのジップロックです。
実は、ジップロックは非常に優秀なサバイバルグッズ。
濡れた物を入れておいたり、逆に濡らせない物を入れて保管しておくことができます。
さらに優秀なのが、スマホをジップロックに入れておくと、濡れないばかりかジップロックの外から操作することもできます。
脱いだ衣服を入れておくと、汗や雨が外に出ないばかりか、においが外に漏れません。
このように、常に1枚2枚カバンに入れておくと、何かと重宝するグッズでもあるのです。
今回の台風19号で避難所に入った方も、ジップロックの有効性を評価しています。
避難所来るまでと来て数時間に思ったことをまとめました。
— ゆき姉🥙腱鞘炎🎨 (@yucky1313) 2019年10月12日
職員の方はまぁよく働いていらっしゃる。 pic.twitter.com/Jxmja2J8er
アルコールジェル(ハンドジェル)
先ほどのジップロックの項で紹介した避難所に入られた方も、あって良かったものにハンドジェルを挙げていました。
確かに水なしで手軽に手消毒できるハンドジェルはあると便利。
僕も以前アルコールジェル(ハンドジェル)の有用性を記事にまとめていましたが、災害対策グッズには入れてませんでした。
反省して、アルコールジェルを追加することにしました。
昨年買ったアルコールジェルがこれだけ減っていたので、インフルエンザシーズンを迎える前に買い増ししたいと思います。
【番外編】スノーピーク スクー
これは不安感軽減には何の役にも立たないんですが、今回の台風19号接近の前にたまたま買っていて、昨日(台風19号が通過した2019年10月12日)一日の食事をこれ1本で試してみて意外と使えるなと思ったので紹介します。
スガキヤのラーメンフォークみたいな、先割れスプーンのフォークがしっかりした感じのチタン製カトラリーなんですが、絶妙に使いやすかったです。
ラーメンの麺を啜る時は、フォークの部分を刺してくるくるっと1回転2回転してやるとしっかりと麺を絡め取ることができます。
フォークで麺類を食べる習慣の無い僕でも簡単に使うことができました。
スプーンの腹の部分が小さいのでそこまでの量を掬うことはできませんが、スープの味を感じる最低限の量はこれでもしっかり飲むことができると感じました。
チタンの熱伝導率は低いので、熱いスープを掬っても手元に熱は届きにくいという利点もあると思います。
ただ、基本的にはこのスクーを使う時は汁物はカップを直接口に付けて飲む方が良いと思います。
カレーのようなご飯ものを掬うのも問題なし。
パラパラの炒飯みたいなのでも、このフォークの隙間の大きさならこぼれないかなと思います。
何を食べるにしてもこれ1本で全部済ませられるのは非常に大きいですね。
災害対策グッズにこれ1本だけ入れておけば、あとで割り箸が無い!スプーンが無い!と言ったトラブルにも対応できます。
僕的にはチタン製というのがワクワクします。
長持ちしてくれそうなので、アウトドアにも災害対策にも重宝しそう。
キャンプの経験
はい、最後はモノではありませんね。
最近は、ゆるキャン△のアニメがヒットしたためか、今までキャンプに興味を持ってなかった人もキャンプグッズをチェックしているようです。
僕のこの記事も、多くの方に読んで貰えました。
そもそも、キャンプは大自然の中で衣食住をこなし、生きるということ。
家に当然あるものが無い場所で、限られた道具と資源を駆使して、どう快適に過ごすかを追究する場でもあります。
それは、災害時にも通ずること。
上に書いた明るいライトにコンビニ袋を巻いて照明にする話は、僕がキャンプをする上で知った知識でもあります。
キャンプ経験が豊富なほど、災害時でも慌てずに生きていけるのではないでしょうか。
なので、僕としては、もっとみんなキャンプやろうぜ!と言いたいのです。
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心配するな!俺たちは負けない!
他にも色々ツイッターで災害時のことを呟いたりしてます。
例えばここに出てきてない話だと、自転車乗りは自転車用ヘルメットを必ず持っているはずだから、地震の際はいつでもかぶれるように枕元に置いておけという話をしたことがあります。
そもそも、最初にも書きましたが、日本に住んでいる以上、自然災害に遭わないようにするということはできません。
それに大自然の力には人間は無力にも思えます。
しかし、希望さえ捨てなければ人間、どんな場所でも最低限の物資さえあれば生きていくことは可能だと思います。
ここで挙げたものは、その希望を捨てないためのものです。
希望さえ捨てなければ、何処かに閉じ込められていても助けは絶対に来ますし、物資が底を尽いていても救援が届きます。
希望さえ捨てなければ、助かるために考えるべき事を考えることができます。
今現在被災されている方、そしてこれから自分が被災するかも知れない全ての国民に対して、この言葉を書いて今回は終わりにしたいと思います。
どんな自然災害が来ようとも、大丈夫。
心配するな!俺たちは負けない!