チャッカマンと呼んでくれ!
ムムッ!
前置きが長いからさっさとライダー3の紹介をしてくれ!と言う人はこちらのリンクで飛んでもイイんですか?
イイんです!
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チャッカブーツに興味を持ち、見つけた伝統とのチャッカブーツ
チャッカブーツを旅の相棒に
つい先日、1週間超の旅に出掛けていた。その時の様子は、暇があれば後日記事にしようかなと思ってる(記事にするとは言ってない)。
その時に履いていった靴が、パドローネのサイドジップチャッカブーツ。大きなスーツケースを使う訳でもなく35Lのminaalのバックパックで、少ない荷物で旅行する僕が、この旅に履いていく唯一の靴として選定したのがチャッカブーツだった。
スニーカーを使わずにチャッカブーツを選択した理由は、良いホテルに泊まることと折りたたみ自転車ブロンプトンを持っていかないことに決めたため。良いホテルってのはザ・リッツ・カールトン大阪のことで、そこまで神経質に革靴である必要はないのかもしれないけど、僕の中でホテルを楽しむために背筋を正したい思いがあった。
駅から離れたうどん屋に行ったり、大阪の地下街をダラダラ歩いたり、結構歩く機会があったんだけど、このパドローネのチャッカブーツは僕の1週間超の長丁場の旅を、スタイリッシュに、ワイルドbutフォーマルに支えてくれたのだった。帰りの飛行機の機内でサイドジップを下ろしてゆるっと履いて飛行機のむくみ対策をしながら、僕はこのチャッカブーツにとてもとても感謝した。ありがとう。僕のチャッカブーツ。
そもそもチャッカブーツとは
そんな僕が旅から帰ってきた後、カジュアルさとフォーマルさを併せ持つチャッカブーツというアイテムそのものに非常に興味が出てきてしまった。
ポロ競技のリラックスシューズが起源とも言われるクラシカルな、本来のチャッカブーツとは、総じてアイレット(靴紐を通す穴)の数が少なく、靴紐をほどけば簡単に脱ぎ履きできるものを指すそうだ。僕はくるぶし丈のブーツ=チャッカブーツだと思い込んでいた。
選ばれたのは、チャーチのライダー3でした
ネットでチャッカブーツの情報を集めていく中で、どうしても触ってみたい、手に取って見てみたい、そして履いてみたいものが1つ見つかった。原宿のインターナショナルビームスや他のハイクラスセレクトショップを回ってみても実物を拝むことができず、最終的には有楽町の阪急メンズ東京の専門店まで伺い、僕はそれに遂に出会った。
ようやく初対面したそれに僕は完全に一目惚れ。これは凄い!可愛い!欲しい!既に僕の心は決まっていたのだけれど、当然だが値段はそれほどお求めやすい物ではなくて。この時はアメリカンエキスプレスを出すのを我慢し、後ろ髪を引かれる思いで立ち去った。この思いが本物なら、一週間ほど寝かせてそれでも欲しくて仕方なければ、その時は満を持して買いに行こう。
かくして一週間後の土曜日、僕はそれを購入したのだった。
僕が購入したのは、Church's(チャーチ)のRyder3(ライダー3)。
ちなみにこの色、ブラックは購入した阪急メンズ東京の先行販売モデルだそうで、もしかしたら阪急メンズ東京での販売だけで終わっちゃうかも知れないとも言われた(でも本当の所は分からない)。
ライダー3を購入した5つの理由
1.足首を覆うシックで気品のあるスエードレザー
伝統あるチャーチが作るチャッカブーツなだけあって、非常に綺麗なスエードレザーを使用していて、とても落ち着いた見た目。安物しか買ってこなかった自分にはちょっと溜息が出るほど惚れ惚れとする。マジで実物触ってみたらびっくりするよ!
こんな気品のあるスエードレザーが足首を覆ってくれる、可愛く贅沢なチャッカブーツなので、
このようなアンクル丈のパンツとアクセントを付けたソックスに合わせても似合ってくれる。これは素晴らしい。
2.脱ぎ履きが楽な2アイレット構造
上でも書いたけど、ライダー3は2アイレットの簡易な作りになっていて、靴紐をほどくと簡単に足を靴から抜くことができるし、締め上げなければ緩くルーズに履くこともできる。夏場の暑い時、また僕が今回の旅でやったような飛行機の中などでは緩く履いた方が快適だろうと思う。
3.レザーソールやビブラムソールよりも歩きやすく、クレープソールやスニーカーよりも耐久度が高いダイナイトソール
ライダー3はラバーソールで、かつスタッドのパターンが印象的なダイナイトソールを採用。ちなみにソールにダイナイトソールではなく生ゴムのクレープソールを採用したライダー(Ryder)というモデルもある。
このダイナイトソールの特徴として、
- 耐久度が高い
- 厚さが薄い
があるみたい。ただ、ぶっちゃけると、耐久度や硬さに関してはビブラムソールとクレープソールの中間、みたいなイメージがある。硬く耐久度バリ高のビブラムソール、柔らかくすぐに磨り減るクレープソール、その中間がダイナイトソール。ソールが硬い方が歩きやすいのか柔らかいほど歩きやすいのかは個人差が滅茶苦茶あるので実際に試し履きして歩いてみないと何とも言えない。僕は体重があるので柔らかい方がクッション性があって好きだけど、簡単に磨り減るのはかなり問題と思ってる。均一に磨り減らないのでドンドン靴が斜めに傾いて変な歩行感になったり姿勢が悪くなるからね。
ソールの薄さはかなりアドバンテージがあるなと感じた。理由は後述。
また、ダイナイトソールは多くの靴メーカーでも採用されているソールで張り替えもできる。長く履く上でソールの磨り減りは大問題なので、定期的に張り替えてもらおうと思う。この辺がスニーカーと大きく違う所。
4.甲高幅広だけどシュッとしたスマートな見た目
実際に履いた感想だけど、普通の革靴やスニーカーよりもやや大きな作りになっている印象で、靴幅(フィッティング、ウィズ、ワイズ)はF表記になっている。スニーカーはEが多くて革靴はDとかもっと窮屈なCとかもあるんだけど、そもそもチャーチの靴幅表記はちょっと独特らしいので、あくまで参考程度に。とりあえず普通の日本人よりもずっと甲高幅広な足の形をしている僕でも難なく履けるサイズ感だ。
それでいて上でも書いたスエードレザーと薄いダイナイトソールのお陰で、見た目にシュッとスマートな印象を与えている。履き心地はゆったり、でも見た目にシュッ。伝統のあるチャーチの定番モデルだけあって本当に素晴らしいバランスの取れた靴だなと思う。
5.意外と防水性が良いらしい
僕は革=雨や水に弱いという勝手なイメージを抱いていたんだけど、ライダー3のスエードレザーは少々の雨に晒されても平気みたい。もちろん手入れ用のスプレーも一緒に買い帰宅後に吹かせたけど、基本的にはたまにブラッシングと共にスプレー吹かすくらいでちょうど良いみたい。
この記事書いている4/4は小雨がパラつく天気なんだけど、ばっちり雨を弾いて汚れは付かなかった。やっぱり良い革は違う。かえってメンテナンスが楽だとは思わなかった。
ライダー3のこれから期待したい点
革が硬くフィット感がイマイチ
買ったばかりだから、で済む話だけど、今はまだ革が硬い。フットベッドのコルクもまだ沈み込みが少なく、足の形に沿っていない。なので今は意識してキツ目に靴紐を結んでいる。
ただ、この辺は1ヶ月も履いてれば徐々に革が馴染み、コルクも沈んで足の形に沿ってくるらしいので楽しみにしてようと思う。万年筆や鉄フライパンなどでも感じてるけど、これが靴に於ける育てる楽しみなのかな。
購入店舗はこちら
Church's阪急メンズ東京
- 店名:Church's阪急メンズ東京
- 住所:〒100-8488 東京都千代田区有楽町2丁目5-1 阪急メンズ東京5F
- 営業時間:11:00~20:00
- 定休日:不定休(阪急メンズ東京の休館日に準拠)
- 電話番号:03-3573-1036
幾らでも試し履きさせて貰えて、優しく丁寧で真摯な対応をして下さるお店であったことを追記しておきます。
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おわりに
値段は書かないよ。興味がある人だけ調べてみてね。
こんなに可愛く格好良い、長く愛される傑作チャッカブーツ、すっげー気に入ったので僕はちょくちょく履いていこうと思ってるし、現に今も履いてる。
革靴に対してこんなに愛着を持てたのは初めてかも。革靴って良いなあ。そんな僕の革靴熱を着火してくれた、このライダー3のご紹介でした。
それでは。