「讃岐うどん 條辺」
ガラガラと戸を開け入った私を、カウンターの中で一生懸命うどんを湯がきつつ振り返って「いらっしゃいませ」と大声で出迎えてくれた人、それが「條辺」さんその人でした。
條辺。数年前綺羅星の如く巨人でリリーフエースとして大活躍した、あの條辺投手です。酷使が祟ってあっという間に引退し球界の表舞台から去ってしまったあの素晴らしい投手が、ボールをうどん玉に代え頑張っているお店がここ「讃岐うどん 條辺」なのです。先ほどのお店の写真に写っていたのれんの「條辺」の文字。あれは條辺投手が大活躍した2001年に巨人軍の監督を勇退した長嶋氏揮毫によるものだそうです。
しっぽくうどん3玉+ゲソ天。で、デカい。さすがに3玉ともなれば凄いボリュームです。普通の人は2玉で十分だと思います。それにこの野菜の量もビックリ。これはお世辞抜きに旨そう。
このうどんの太さと白さ、そして輝き。これですよこれ。これ見た時思わずキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!と心の中で叫んでしまいました。こういううどん、久しく見てないなあ。はな○○うどんは比較対象にはなりませんね。
しっぽくうどん、大根、人参、里芋の根菜が沢山入ってます。それに豚肉と油揚げがとても美味しいスープに出汁を加えていてたまりません。正月に食べるうちのお雑煮がこんな味だったなあ。これは普通に他人にお勧めできる味ですよ。うどんも出汁も具材も全て。
真ん中で頭にタオル巻いてうどんを湯がいているのが條辺さん。ふつうこういう有名人料理人とかだと客から見えない奥の方にいたり、表にいても客に背を向けて黙々と料理しているというのが多いように思うんですが、條辺さんは他の店員さんと一緒に愛想良く挨拶してくれます。帰り際に「御馳走様でした」と言うとちゃんと振り返って「有り難うございました」と声かけてくれます。普通のようで普通にやってくれない人が多い中で條辺さんの対応は好感が持てました。一玉増えるごとに50円増し。しっぽくうどん3玉このボリュームで600円。安さも魅力的です。
味も良し、安さも良し、店員も良し。完璧じゃないの。リピータが増えるわけだ。
野球ファンの方も関東在住のうどん愛好者の方も、一度行ってみては如何でしょうか?
條辺の打つ讃岐うどん
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