ホークスの藤井翼が戦力外通告されました。このことについてファンの間では憶測が広がっています。この選手はどういう選手かというと、
・高卒二年目
・先頃のフェニックスリーグではチーム本塁打王
・守備に難がある
・昨年オフに報道された未成年飲酒事件の中心人物との疑いがある(ファンの間での憶測)
まず、1点目。ホークスは若い選手を長期的に見ず2年程度で切る傾向があります。定岡や伊奈などがそれに該当します。理由があるとは言え、育成を放棄する傾向があることが残念ながら言えます。
2点目。フェニックスリーグでは破壊力のある中軸として大活躍でした。もともと藤井はアーチスト性のあるバッターであることを私は宮崎キャンプで再確認していましたが、その目に違わぬ成長を見せてくれると思ってました。
3点目。ポジションは一塁手です。強打者が並ぶ一塁手のポジション(他のポジションの野手も一塁のポジションに着くことは多いです。ごく希に投手が一塁に着くことも)はなかなか潰しが効かないポジションでもあります。更に守備は下手だという証言もあります。
4点目。これは憶測ですが、当時の報道の内容を考えると(19才の将来を嘱望される大砲候補)藤井しかいないとファンの間では言われています。
これらを総合して。まず不祥事のためペナルティとしての戦力外通告。これが起きたのは昨年のオフです。ほぼ1年経過して今、戦力外にするのはタイミングがあまりにも合致してないような気がします。本間らの名前が挙がった第一次戦力外通告には名前が出ていないのもこの疑問を生みます。それにフェニックスリーグでは結果を出しました。それなのに冷遇されるという事実は現状ファームの選手には恐怖でしょう。守備がまずいという話もありますが、本塁打が打てることと相殺されると思います。そもそも今のホークス若手にはヒットは打てないが守備はそこそこという選手が多いです。小斉も中西も井手も金子も結局はこのパターンに落ち込んでしまいました。それ故に藤井の突出したアーチストとしての才能が埋もれてしまう可能性は低いとは言えません。このことは選手のケツをひっぱたくモチベーションにはなり得ません。つまり残念ながらマイナス要素でしかないのです。じゃあ何故藤井は戦力外にならないといけないのか。
ただ保有選手が多すぎるので育成枠に契約し直すだけという意見もあります。でもその最初の犠牲者が藤井という意見はちょっと疑問です。客観的に見て藤井よりも結果が出てない若手は結構いますね(名前は挙げませんが)。それに、いったん戦力外にすることで他のチームが藤井に目を付けてくる可能性はあります。育成契約に切り替えるだけといいつつ実質的にはホークスを解雇しているのです。
おそらくチームは何の説明もしないと思います(城島の時と同じく)。そういうチームなんです、ホークスは。
そろそろ藤井のことについて書いてみようか
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