ホークスは片岡中村抜きの西武に対して3タテを決めました。要因は好調田上と代役明石でしょう。
交流戦明け以降沈みきった大砲陣を復活させたのは田上以外の誰でもありません。捕手として城島以来の年間20HRを達成し、その翌日に21号も記録。この下位打線の大砲の活躍に、多村も小久保も、一時本塁打チームトップに並ばれた松中も奮起して「いいタイミングで」打てるようになりました。かつては試合が決まってしまった後や試合の趨勢に影響できないソロアーチが多かったです。
明石は元々はショートでした。川崎本多城所を上回るチーム一の韋駄天を誇りながら、俊足の遊撃手がチームに多すぎて、また打棒が非力だったことから代走要員としてしか使われなかった選手が、ここに来て開花しつつあります。専門ではない外野での起用に見事に応える奮闘ぶり。戦力が偏ったホークスにおいて、今期もオーティズなど一時的にコンバートされる選手が出てきている中で、そんな場当たり的な起用にも結果を出す明石は首脳陣の信頼も徐々に高まってきているように思います。
さて、視点を雁ノ巣に向けてみますと、面白い選手が活躍しているようです。シーズン途中で育成選手契約を交わしたトゥサント外野手。打撃好調で今後に期待が持てる選手です。早く支配下選手に登録して上(一軍)で試してみたい選手でもあります。しかしシーズンも終盤、支配下登録期限はもう過ぎてしまっています。来年も日本に居るようであれば来期の序盤で支配下登録してほしいです。しかし選手枠はもうパンパン。そろそろ戦力外通告の噂も出始める頃になってくるでしょう。今年は二軍の若手が多くアピールした年になりました。それを考えるとある程度危険信号の灯っている選手があぶり出されてきます。かつてのレギュラー選手やオールマイティの守備ができ打撃の切り札でもあった選手、将来を嘱望された若手大砲候補、ムードメーカーのベテランが当落線上なのかなと思ってます。誰とは書きませんよ、誰とは。
悩ましいところです。
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