一昨日の夜とか昨日の早朝とか気温一桁だったのに!
こんにちは、石谷玲( @R_I )です。
昨日は長野県大町市の木崎湖キャンプ場よりブログ記事を投稿しましたが、今回は松本のスタバからお送りしております。
なお、本日13時頃の松本の気温は、
そんな炎天下のさなか、念願だったおそば屋に行って美味しいフルコースを味わってきましたので、その模様を今回はお送りします。
何故その店に行きたがっていたのか
昔好きだったチャーミースマイル&グリーンヘッド
その昔、もう20年ちょい前になりますが、LF(ニッポン放送)のラジオ番組で『ゲルゲットショッキングセンター』(通称ゲルゲ)という番組がありました。
その番組のパーソナリティーは、後に音楽プロデューサーとして知られるようになる井手コウジ(当時、井手功二)さんでした。
当時の僕は福岡に住む高校生でしたが、東京から流れてくる電波を必死にaiwaのミニコンポに接続したループアンテナでキャッチして聴取してました。
その井手さんが当時ベーシストの高砂圭司さんと組んだユニットが『チャーミースマイル&グリーンヘッド』(通称チャミグリ)でした。
僕は聴取エリアではない福岡ではあまり販売されないチャミグリのCDを買い、インストアイベントに参加したりしていました。
ベーシストの砂ちゃんが店長を務めるお店が『そばきり みよ田松本店』
僕が大学生になり、ゲルゲが終了し、チャミグリが移籍(独立)し、ほぼ福岡で活動を観ることができなくなって、僕はチャミグリから離れてしまいました。
ほどなくして、チャミグリは解散してしまったと風の噂で聞きました。
ベーシストだった高砂圭司こと砂ちゃんはそば屋になったとのこと。
自分でお店を開いたのか、元から開いていたお店を受け継いだのか、その経緯を僕は知りませんし、今でも分かりません。
そのお店が、松本駅から少し歩いたところにある『そばきり みよ田松本店』だったのです。
自転車を趣味にし始め、長野に良く来るようになった近頃も、存在は知りながらもなかなか行く機会がなかったお店でした。
昨日の『緑のAACR』の応援と一昨日の『木崎湖自転車まつり』のために今回松本にやってきましたが、滞在最終日の今日は特に用事も入れていなかったので、良い機会だと思って今日、行ってきたのでした。
そばきり みよ田松本店
場所
長野県松本市中央2-1-24 五幸本町ビル1F
お店の外観と、『高砂通り』
昨日の夜に散歩と街巡りと下見を兼ねて、お店に行ってみました。
住所を見ると分かりますが、ビルの1階で微妙に分かりづらい位置にありました。
ビルの看板に書いてあるこれを探し当てて、ようやくここにあると確信できたくらい。
兎にも角にも場所は把握できたので明日(つまり今日)行こう!
…と思った矢先に、ここのビルが面している道路の真向かいに、気になるものが。
『高砂通り』!
砂ちゃんも名字は高砂。
何らかの関係があるのかな。
私、気になります!
とうじそばを食す!
とうじそばとは
と言う訳で、今日、その『そばきり みよ田松本店』に行ってきたのですが、選んだメニューは、『とうじそば』と言う物でした。
とうじそばとは、
「投汁そば」とは野麦峠で有名な旧奈川村(現松本市)に古くから伝わる郷土料理です。
フツフツと沸いているきのこや山菜などお野菜がいっぱい入ったおダシの中に、冷水でキリッと締めた冷たいそばを、まるでシャブシャブの様に温めてフーフーして食べる、まさに寒い信州ならではの、おいしいそばの食べ方です。汁の中に投じるということで「投汁そば」普通のかけそばと比べ、つゆに浸かっている時間が短いのでのびていません。
そしてなんといっても温まります。なにせ摂氏100度のそばですから。
そば米(そばの実)雑炊は、投汁そばで残ったおダシでつくります。そば米はルチン(血液をサラサラにする)と、良質なタンパク質を多く含み、消化も良いのが特徴です。
動脈硬化、高血圧にも良いらしいです。セイロそばは当店自慢の手打ち二八そばです。
お食事の方にはシンプル、そば前にちょっと一杯の方にはスペシャル、今日はちょっと贅沢にの方にはデラックスがおすすめです。冬のそば屋も良いものです。どうぞ。
店長 高砂圭司
と言うことで、野菜たくさんのダシにさっと潜らせて食べるおそばのようです。
折角信州に来ているので、東京ではなかなか食べられない食べ方をしたいと思いまして、とうじそばにしました。
コースはデラックスに
最後に少し書かれていますが、とうじそばはコースが3つあり、値段も違います。
- シンプル ¥1,650-
とうじそば+セイロそば+そば米雑炊
- スペシャル ¥2,160-
馬刺し+焼き味噌+塩いか胡瓜+葉わさび漬け
とうじそば+セイロそば+そば米雑炊
- デラックス ¥2,580-
馬刺し+焼き味噌+塩いか胡瓜+葉わさび漬け
とうじそば+セイロそば+そば米雑炊
海老と季節の天ぷら+そばの実アイス
折角の機会なので、一番豪華なデラックスを注文しました。
前菜(焼き味噌+塩いか胡瓜+葉わさび漬け)
葉わさび漬けはピリッとした中にシャキッとした食感がなかなか美味しいです。
塩いか胡瓜は意外とナムルのような味わいがあって驚きました。
ゴマ油入ってる?
胡瓜はあまり好きではない野菜なのですが、あっさりと食べられました。
焼き味噌は香ばしさと味噌の甘みが良いですね。
この3種だけでもこの後出てくる物に期待が持てる前菜でした。
馬刺し
赤身が4切れでした。
身の甘さと弾力感。
元々僕は馬刺し好きでしたが、納得できるお味でした。
海老と季節の天ぷら
白飛びしてますが、器の中にはお塩が入っています。
海老も山菜もさっくり揚がっていて美味しかったです。
塩との相性も抜群。
素材が良いんでしょうね。
とうじそば
遂にやってきました、とうじそば。
鉄鍋の中の汁はカセットコンロで温められてグツグツ言ってます。
そばはざるの上に小分けで4塊くらい。
これを1つずつ、おたまのようなざるに入れて、鍋に潜らせて2~3秒で上げて器に入れて食べるそうです。
とりあえずレッツチャレンジ!
ざるに1塊分入れて、
これを鍋に、
潜らせて2,3秒。
器に上げて、食べます。
美味しい!
しっかりそばは温まっていますが、この細いそばのコシは失われていません。
それでいて、鍋のダシの美味しさがしっかりとそばに絡んでいます。
これは汁を器に入れて、汁とともに味わうそばじゃないんだ。
そんなことをしたらそばが伸びちゃう。
とうじそば、面白いな!
そばとは別に、おダシも味わってみます。
きのこのダシがふんだんに出ていて、このダシヤバイくらいに美味しいですね。
甘みもあって、このダシだけでも鍋料理として成立しています。
でも飲み過ぎるとこの後の雑炊に影響しちゃうので、ほどほどに。
そば米雑炊
とうじそばのそばがなくなると、店員さんが具材を持ってやってきてくれました。
そして、そば米(そばの実)を入れてさっと煮立たせるとすぐに溶き卵をザッと。
数秒軽く火を通して、もう雑炊出来上がり。
早速頂きます。
あああ、これは美味しいぞ!
そば米のプチプチ感と卵のふんわりした感じとが好対照で、面白い食感。
それでいて、ダシの美味しさを含んだ卵の柔らかく甘い味がまた格別です。
それにしても、ホントこのダシは絶品だな!
ダシが美味しいからどんな食べ方をしても美味しくなる。
前も茶碗蒸し祭りの時に感じたことですが、それを再認識しました。
セイロそば
雑炊を作った時に、店員さんが、「次は冷たいおそばです」と。
ここまで贅沢に美味しい食べ方をさせてくれて、さらに冷たいおそばとは。
そばを正攻法で美味しく食べさせてくれるセイロそば。
二八そばだそうですが、つるつるした喉越しに、コシのある食感。
そしてこの細さ。
ザ・信州そばという感じで非常に美味しく頂きました。
とうじそばみたいな食べ方も、セイロそばでそば自体の旨味も、両方楽しめるってホントこのコースは贅沢だよね。
そば湯でまったりしてると、信州に来た喜びというか幸せを感じます。
そばを堪能したんだなあ。
そばの実アイス
すると、この後デザートがやって参りました。
この、アイスに振り掛けられているものがそばの実ですね。
揚げられてるのかな?
このそばの実がカリカリッとして香ばしい!
このそばの実と甘いアイスクリームとのハーモニーを楽しめます。
デザートまでそば尽くし。
それでいてここまでバリエーションが多彩。
このフルコース、素晴らしすぎます。
全部美味しかった!
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今度は店長がいる時にお邪魔したい
最初は砂ちゃんのお店という理由で選んだ『そばきり みよ田松本店』さんですが、実際にとうじそばを食べてみると、そばや信州の食材の持つ可能性の多さに驚いてしまいました。
とうじそばは事実上のコース料理なので、それなりの値段になってしまうのは仕方ないですが、その分の価値は十分にあると思います。
さて、その砂ちゃんですが、お店でTwitterで砂ちゃん情報を収集していると、このような情報が。
今日は砂ちゃんことベーシスト高砂圭司さんのお誕生日。おめでとうございます!
— 斉藤 拓也@5/22横浜BAYSIS (@sai_sugartone14) 2017年5月21日
またいつかあのプレべ弾いてる姿見たいです。(欲を言えばウッべも見たい)
5月21日…5月21日!?今日じゃん!!!
と言うことでお店の方に伺うと、今日は店長(常務と呼ばれてたかな?)はお休みとのこと。
誕生日なのは事実だそうです。
おそらく誕生日だからお休みだったんですね。
タイミングが良かったのか悪かったのか。
このお店、僕的にはリピ確実ですので、今度来た時にでもお忙しくなければ砂ちゃんに声を掛けられたら良いなあと思いつつ、お店を後にしました。
ご馳走様でした。