モヤモヤしてます
こんばんは、石谷玲( @R_I )です。
今日あったことを僕目線で書かせて下さい。
色々とモヤモヤしてるんです。
整理できてないので汚い文章です。
分かりやすい写真や図なんてありません。
最初に謝ります。
すみません。
今日あった出来事
秋葉原に行きたかった
僕の職場は武蔵小杉です。
僕は今日、仕事終えて、秋葉原に声優パラダイスRの最新号を買いに行こうと、武蔵小杉駅に向かっていました。
武蔵小杉駅と湘南新宿ライン、総武快速線との関係
武蔵小杉駅(JR)の構造をまずは説明すると、武蔵小杉駅は南武線、湘南新宿ライン、横須賀線・総武快速線(以降、総武快速線)の3線の電車が停車します。
湘南新宿ラインは大船や横浜から渋谷、新宿、池袋を経由して、高崎線や宇都宮線に入る路線です。
また、総武快速線は、逗子や久里浜から品川、東京を経由して千葉、君津や鹿島神宮まで行く路線です。
簡単に言うと、横浜や武蔵小杉から、山手線の西側をなめて走る湘南新宿ライン、東側をなめて走る総武快速線に乗れる訳です。
僕は秋葉原に行きたかった訳ですから、総武快速線に乗って東京駅へ、東京駅で山手線か京浜東北線に乗り換えて秋葉原駅に行くルートをこの時は想定しています。
総武快速線のお爺さん
総武快速線の電車がホームに入ってきました。
乗車すると、夕方の帰宅ラッシュ時ですから結構混んでます。
その中で、たまたまお爺さんが座ってる優先席の隣で開いてるスペースがあったので、そこで立って待つことにしました。
その時に、少し違和感を感じていました。
こんなに混んでるのに、お爺さんの周りだけ空いてる。
それも、なんかみんなお爺さんと距離を置いて遠巻きに見てる感じがする。
なんだろこれ。
総武快速線が武蔵小杉を出発しました。
お爺さんが何か言ってる気がしますが、僕に言っている訳じゃなく、1席空席開けて隣に座ってる帽子をかぶったおじさんに何か言っているようでした。
取り敢えず気に留めずに東京駅に着くのを待ちます。
武蔵小杉の次は西大井駅。
西大井駅を発車した辺りで、どうも僕にそのお爺さんが話しかけているように見えました。
「これ、新宿行くの?次は品川って言ってる」
この言葉を聞いて、僕はお爺さんが乗る電車を間違えてるのでは?と思い、こう答えました。
「総武線だから東京の方に行きますよ、新宿には行かないと思います」
すると、お爺さんは、はっ!と驚いたように一言。
「新宿行かない!?」
お爺さんの手を引いて品川駅へ
総武快速線は西大井駅を出ると次は品川駅です。
お爺さんは品川駅で降りると言います。
そこで僕にこう言ったのでした。
「手伝って下さい」
僕はこの言葉の意味がよく分かっていませんでした。
何を手伝うんだろう。
品川駅に到着した時、お爺さんはどちらのドアから降りるのかと僕に尋ねましたが、その時に、腕でドアが開く方を指し示して、こう言ってしまったのでした。
「お爺さん、こっちが開くようですよ」
この時のお爺さんの反応が非常に薄かったのを僕はもっと気に留めておくべきでした。
お爺さんは、何処に歩けば良いか分からないような感じに見えました。
お爺さんの手を取って、ドアとホームの間に落ちないように気を遣いながらお爺さんを品川駅のホームに下ろしました。
ホームの数十m先には駅事務所と書かれた看板がありました。
そこなら駅員さんがいるはず。そこまでお爺さんの手を引いて誘導しました。
そこまでの間にお爺さんと話していたのですが、
- 横浜駅から乗った
- 横浜駅で駅員さんに誘導して貰ったが、新宿に行きたいと言ったのに違う行き先の電車に乗せられた(本来は湘南新宿ラインに乗せるべきだった)
- 年齢は90ウン歳(詳しい年齢は誘導に一生懸命で忘れた)
- 零戦に乗ってた
僕はこういう機会を持つことが今まで全くなくて、これが介護なんだなあとかボケた感想しか持てませんでした、この時は。
お爺さんが動けなかった訳
駅事務所に行ってドアを叩くと、中から駅員さんが1人だけ出てきました。
この駅員さんにバトンタッチしようとしましたが、どうやら持ち場を離れられないようなので、別の駅員を呼びに行きました。
その時に、僕が激しく後悔する一言を事務所にいた駅員さんに話したのです。
「わしは目が見えないんじゃ、メ○○なんじゃ」(伏せ字は察して下さい)
その時、僕は今まで自分が取った行動が急にフラッシュバックしました。
手伝ってくれと言われたこと。
ドアが開く方を腕で指し示したこと。
ドアが開く方を「こっち」と言ったこと。
お爺さんが何処に歩けば良いか分からなかったこと。
全てが合点がいきました。
はっきり言って、そのホームに入線する電車に飛び込んで死にたくなりました。
応援に来た駅員さんにお爺さんを引き渡した後、僕はお爺さんが乗るであろう新宿経由の山手線とは逆向きに走る電車に乗って、秋葉原に向かいました。
あの違和感の正体は
品川から秋葉原に向かう山手線は非常に遠く、長く感じました。
自分のふがいなさに、気が遠くなりそうでした。
自分にもっとできることがあったんじゃないか。
もっと早くお爺さんが目が見えないことに気付いてればこんなことには。
そう言えば品川まで来なくても西大井駅までに気付いていれば、そこから湘南新宿ラインに乗り換えられたのでは。
僕がお爺さんの話を聞かなかったばかりに。
この時の僕は心臓を雑巾のように絞られたような辛さを感じていました。
そう言えば、何で武蔵小杉駅で総武快速線に乗った時に、周りの人はお爺さんを避けてるような状態になっていたんだろう。
僕が乗った時は、お年は召しているけれど至って普通のお爺さんに見えました。
避ける必要なんてなかったのでは。
もしかして、このお爺さんが電車を乗り間違えていることを知っていた?
知っていて誰も言わなかった?
いやいやそこまで酷い社会ではないと信じたい。
となると、何だったんだろう。
この後の僕は
目的だった声優パラダイスR最新号はショップまで行きながら、欲しかった特典が品切れになっていて購入を断念。
夕飯を食べようと思って秋葉原のつけめんやすべえに行ったら行列で断念。
秋葉原駅構内でやっていた、粗品のエコバッグが貰えるGalaxyのデモは人が多くて断念。
秋葉原から総武各停で新宿に行こうとして乗車口の最前列で待っていたら、何故か数席シートが空いていたのに座れず。
汗かきすぎて脱水症状になりかけながら新宿駅で降りて紀伊國屋書店新宿本店に行って用事を済ませて歌舞伎町のどうとんぼり神座へ。
そこで座って水をがぶ飲みして、ようやく生き返った気分になりました。
自己嫌悪の塊だったので、本当に地獄でした。
いいことした!なんてちっとも思えませんでしたし、今でも思っていません。
果たして、自分には何ができたんだろう
神座で「冷たいおいしいラーメン」を食べながら、自分に何ができたんだろうと思い返してみました。
まず、お爺さんの目がほとんど見えないことが本当に僕は気づけなかったのか。
お爺さんの目を見て話していなかったことに気が付きました。
この時に目を見ていたらひょっとしたら気づいていたのでは。
お爺さんの話に耳を傾けていたら、ひょっとしたら西大井駅に辿り着くまでに新宿に行きたがっていたことに気づけたのでは。
結論は出ません。
出ませんが、この失敗から学習しなくてはまた同じ思いに苛まれるだけだ。
今日の気付きを明日に生かそう。
『目』と『耳』。
そう、決意した5/17の僕だったのでした。