最終更新日:2019/5/20
(2019/5/20追記)Google、既存のHUAWEIスマホへのサポートは継続する意向
トランプ大統領が仕掛けたHUAWEIをターゲットにした禁輸措置に関して、GoogleはGoogle PlayなどAndroid OSとして提供しているサービスについて「Huaweiが今後発売する新規端末は」サービスを一時停止するとのこと。
また、HUAWEIの既存端末については引き続きサービスの利用は可能とも言及している模様です。
僕自身、今日(2019/5/20)Google Playでアプリケーションの更新とGoogleフォトでの写真のアップロードを問題無く利用できているので、現時点ではHUAWEIの既存の端末を持っている人には影響はなさそうです。
この対応が継続するのであれば、今販売している「Android OS搭載」HUAWEI端末は暴落どころか高騰するのでは…。
もうAppleにはつきあってられない!
iPhone6にうっかりiOS11を入れて以降、急激に使い勝手が悪くなってしまい困っていた石谷玲です。iOSのバージョンももう元には戻せず、使いたいアプリは起動せず、Evernoteは目当てのノートを開くのにかなり時間がかかるようになりました。新しいiPhoneの値段を見てると、何だかノートパソコン並のお値段。うちにはiPad miniもあって、こちらもスペック的に厳しい世代に。当然iPadも値段はノートパソコン並な訳で、この二つを最新機種に更新すると大変なことになっちゃう。ノートパソコンだってあるんだ。その3種類を3年ごとに更新なんてことをやると…あああああイロイロともう限界だ!
と言うわけで、私はそろそろiOS機種に見切りを付けるべきではないかと思うようになってしまいました。となるとAndroidになる訳で、Androidで良さげな機種を探している過程で、つい私の大好きなグリーンカラーの機体のスマホってないの?と検索をかけたんです。そうすると偶然検索に引っかかってきたのがHUAWEIのP10 plusというスマホでして、これに急激に惹かれていったのでした。
HUAWEI P10 plus買ったよ!
このHUAWEIのP10 plusという機種、今年の6月9日に発売されたSIMフリーのAndroidスマートフォンでして、もう既に発売から半年くらい経った機種です。
スペック
スペックは下の通りです。
- サイズ 幅:約74.2 mm 高さ:約153.5 mm 厚さ:約6.98 mm 重さ:約165 g
- カラー ダズリングゴールドorグリーナリー
- 対応OS Android™ 7.0 Nougat / Emotion UI 5.1
- CPU HUAWEI Kirin 960 オクタコア (4 x 2.4GHz A73 + 4 x 1.8GHz A53)
- メモリ RAM 4GB / ROM 64GB / microSD カード(最大256GB)
- バッテリー 容量3750 mAh (一体型)
- ディスプレイ 約 5.5インチ, FHD (1440x2560ドット), IPS
- メインカメラ( ダブルレンズ) 1200万画素カラーセンサー + 2000万画素モノクロセンサー開口部F1.8 / 光学手振れ補正 / 2色フラッシュ / 2倍ハイブリッドズーム4-in-1 ハイブリッドフォーカス(像面位相差 + コントラスト + レーザー + デプスAF)/ 4K動画撮影
- インカメラ 800万画素 (開口部F1.9, AF)
- 通信速度 下り(受信時):最大262.5Mbps(LTE) / 上り(送信時):最大50Mbps(LTE)
- 通信方式(SIM 1) FDD-LTE : B1/2/3/4/5/7/8/9/12/17/19/20/25/26/28/29、TDD-LTE : B38/39/40/41、キャリアアグリゲーション:2CA/3CA対応、WCDMA : B1/2/4/5/6/8/19、GSM:850/900/1800/1900MHz
- 通信方式(SIM 2) WCDMA, GSMの上記周波数(音声通話のみ)
- その他通信方式 Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac準拠(2.4/5.0GHz)、 USB Type C (High Speed/OTG対応)、 NFC, Nano SIM x 2 Bluetooth® v4.2 with BLE、テザリング最大接続数:8台
- 測位方式 GPS / AGPS / Glonass / Beidou / Galileo
- センサー 加速度, コンパス, ジャイロ, 環境光, 近接, HALL, 指紋認証
- 赤外線リモコン あり
私としては、
・画面が5.5インチとiPhone plus相当
・RAM 4GB
・インカメラ&アウトカメラのレンズ合計3個がライカレンズ
の3点が気になりました。なので、気になったものは即見てみようと言うことで、実機を置いてそうな川崎のヨドバシカメラに仕事終わりに直行しました。
現物見てみたら凄かった!
川崎のヨドバシに行ってみると、1台だけ実機がありました。
手に取ってみると、iPhone plusそっくり。iPhone8やiPhoneXのような背面ガラスではなく、まさに私が使ってたiPhone6のような金属背面なので重量感がなく比較的安心して持てます。それと、ドギツくないグリーンで安心して普段使いできます。少し操作してみた感じ、処理のキビキビ感が半端なく、RAM4GBの余裕を感じます。iOS11載せたRAM1GBのiPhone6はもうどうしようもない反応速度でしたから。そして圧倒されたのはやはりカメラ。めっちゃ綺麗!アウトカメラはもちろんのこと、インカメラでポートレートモードにして撮ってみると被写体が自分だとは思えない写真が撮れてしまいました。
これはマジですごい。買おう。
あんこう祭り前日にAmazonで注文し、あんこう祭りの最中に家近くのコンビニへ到着したことを確認。あんこう祭りから帰ってきてコンビニに取りに行ってきました。ちなみに購入価格は税込64,702円。iPhoneXの半値近く、同容量のiPhone8 Plusの3分の2の価格です。流石に価格差大きすぎる。
開封の儀!
ここに取り出したるはAmazon箱。開けてみると、
白い箱。
ライカのロゴとDUAL CAMERAの文字。
ペリペリペリとビニールを開封!
何故か観音開きで開くP10 plusの箱。そして中からHUAWEIの文字とアイツが!この興奮、Appleからは失われてしまいましたね。
と言うことで遂に私の手元にやって参りましたP10 plusです。iPhone Plusと変わらないフォルムでしっくりきます。しかも、既に保護フィルムが貼られた状態でやってきました。
さて、本体は取り出しましたが、
この箱の下には何が入っているでしょう。
トレーと同じ大きさの箱が一つ。
この箱には説明書とSIMトレーを取り出すピン、そして、
専用ハードケースが付いてました。保護フィルムとケースがデフォルトで付いてくるって凄いですね。iPhoneとは大違い。
その下には上下二つに分かれた箱がありました。下は、
USB Type-Cケーブルとリモコン付きイヤホン。上は、
ACアダプタ。この純正のACアダプタと純正のType-Cケーブルを使った場合のみ超急速充電というハイパーメシウマモードが発動するらしいです。すげえ。ちなみにType-C同士のケーブルで電源接続すると急速充電モードだったっけか。多分そういう使い方をしないのでうろ覚え。
こんなに付いて購入価格が税込64,702円です。改めて、凄いなHUAWEI…。
P10 plusのカメラはやっぱり凄かった!
ライカレンズをメインカメラのみならずインカメラにも装備する頭のおかしい(褒め言葉)HUAWEI
この機種一番の売りであるカメラの性能についてちょっと見てみましょう。
P10 plusは背面のメインカメラに2000万画素のモノクロセンサーと1200万画素のRGBセンサーのレンズを搭載、インカメラにも800万画素のレンズを採用し、この3つのレンズが全てライカとの共同開発なのです。iPhoneもデュアルレンズですが、iPhoneは標準レンズと望遠レンズの2つを装備するのに対し、P10 plusのメインカメラの2個のレンズはそれぞれモノクロレンズが陰影情報を、カラーレンズが色情報を取得し、その2つの情報を合わせることで高精細な画像を生成しているそうです。メインカメラはともかく、自撮りにしか使用しないインカメラまでライカレンズを搭載するのは何というか頭おかしいとしか思えないです。そんなに贅沢仕様にしてこの値段で本当にいいの?
暗所に強い!
メインカメラはF1.8、インカメラがF1.9と非常に明るいレンズを採用しているので暗所でも非常に綺麗な写真が撮れます。
この3枚の写真は全て三脚等の固定器具を使わず、手撮りで撮影しています。またモザイク以外は一切色調補正等の画像加工は行っていません。スマホ手撮りでこれだけの夜景が撮影できるのは本当に凄いなと思います。何というか折角買ったCanonのG7 X Mark IIを出さなくても良さげな気がしてます。
背景のボケが綺麗!
また、明るいレンズを使用しているので背景のボケも綺麗です。また、撮影時にワイドアパーチャーモードを使用すると、背景のボケ具合を撮影後に調整可能です。
この3枚は同じ1枚のワイドアパーチャーモードの写真から生成しています。
綺麗に背景がボケることでローソンの黄金チキン(フライドチキン)の存在感が引き立ちます。一眼チックな写真がスマホで簡単に撮れるのは素晴らしいと思います。
ポートレートモードで自撮りも綺麗!
ワイドアパーチャーモードと双璧を成す機能として、ポートレートモードがあります。これはiPhoneXにも同様の機能があるのですが、要はこのワイドアパーチャーモードの被写体が人物版です。ただし、あとでボケ具合を調節できない代わりに、表情が綺麗に見えるように撮影の段階で肌の部分などを画像処理するモードとなっています。
インカメラで撮っています。ポートレートモードはインカメラでも使用可能です。ええと、私こんなに肌綺麗ではありません。何か自分じゃないみたいで凄い恥ずかしい(笑)。人物撮影を頻繁にする方、自撮り写真をSNSにアップする人にはこの機能重宝するかも知れませんね。
SNSやネットメディアに携わる人にはおすすめ!
ここまで見てきたように、このスマホのカメラ性能は従来のスマホのカメラの領域をかなり飛び越えているように思います。SNSやブログなどのネットメディアで撮った写真をアピールしたい人/職業とする人にはこのP10 plus、かなりおすすめできる良いスマホだと思います。
DSDSで携帯電話をP10 plusに統一できた!
DSDSとは何か
さらにこのP10 plus、DSDS(Dual Sim Dual Standby)に対応しています。この機能、何かというと、1台のスマホでsimを2枚装着し、通話に使うsimと通信に使うsimを別々に管理することが可能という機能。詳しくはこちら参照を。
これまでの私の通信通話環境
実は今まで、IIJMIOのsimを装着したiPhone6ともう一つ、docomoのFOMA契約のsimが使える電話を常時携帯していました(最近はBlackBerry9900使ってました)。もう契約できないから詳述しないけどFOMAの旧プランの契約マジで良いぞ!基本的には通話は全部FOMA(3G)で、ツイッターやネット関係の通信と、あと通話のサブ回線としてiPhoneで、と言う風に使い分けをしてました。昔からずっとそう使ってきていたので、取り立てて不便だ面倒だとは思ってなかったんですよね。
でもこのP10 plusのDSDS機能を使うと、このIIJMIOのsimでの通信兼サブ通話回線とFOMAのsimでのメイン通話回線をたった一台で管理できるんです。これ、マジで目から鱗でした。
docomoショップでSIMサイズをminiからnanoに変更
DSDS機能を使用するためには、このスマホに装着できるsimサイズに揃える必要があります。通信回線のIIJMIOはiPhone6もP10 plusもnano simでの装着となるためそのまま使えます。FOMAの方は、今までマイクロsim(mini UIMカード)を使用してきました(BlackBerry9900は標準simモデルなので、マイクロsimにアダプタを噛ませて装着してました)。しかしP10 plusではnanoサイズのsimしか装着できませんので、サイズの変更をする必要があります。方法は2つあります。
- simカッターで自分で裁断(simカッターは既に所有済み)
- docomoショップで交換を申請(手数料必要)
今回は自分でカットするのが怖かったので素直にdocomoショップに行ってきてサイズ変更をお願いしました。手数料は2,000円(税抜き)。次回の通話料の請求とともに引き落とされます。その場での精算ではないのでご注意を。
と言う訳で交換してきたぜ!余談だけどdocomoショップの某店で私に応対してくれた研修生の某国留学生の娘が滅茶苦茶可愛くて、マジやったぜ!毎週用もないのに通いたいぜ!
DSDS初挑戦…両方のsimとも問題無く通信/通話できた!
さて、受け取ってきたnano simをトレーに入れて使ってみるぞ!
既にトレイに入ってるIIJMIOのnanoSIM。もう一つのトレイはSIM2/SDの刻印の通り、nanoSIMとmicroSDのどちらかが入るトレイです。ここに交換したFOMAのnanoSIMを、
合身(がっしん、ダイアポロン的表記)!この状態でP10 plusに収納します。
ちゃんと2枚とも認識しています。実際に両方のsimから発話も受話も成功。私の携帯電話が1つにまとまりました。通話記録もまとめて管理できます。ホント素晴らしい!
注意!DSDS機能使用中はmicroSDカードが使えないぞ!
さて、DSDSを使う上で一つだけ問題があります。それは、2枚目のsimのトレーはmicroSDカードと共通化されており、この2つは排他でしか使えないことです。つまり、2枚のsimを同時に使うか、1枚のsimと1枚のmicroSDカードを同時に使うことしかできないのです。本体の記憶容量が64GBなので、DSDS使用し、かつ64GB以上画像等のデータを入れておきたい人はクラウドストレージに記録したり外付けのメモリに記録したりすることを検討しなくてはいけません。
私はiPhoneユーザー時代は画像ファイルがストレージの半分近くを圧迫していたので、不要不急のデータはストレージサービスに保存することにしました。とりあえずGoogleフォトとAmazonプライムフォトにWi-Fi環境下で自動保存するようにしてます。
なお、裏技的にこんなモノもあります。成功したという話は聞いていますが、私は試していませんし、成功の保証もしませんのでご了承を。
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このP10 plus最強やろ…
と言う訳で、
私みたいにiOSデバイスの価格高騰に耐えられなくなった方は、こんな素敵な機種もあったりしますので是非Androidスマホも調べてみて下さい。そしてP10 plusをもっとメジャーにしましょう!ちなみに…

Huawei 6.0インチ Mate 10 Pro SIMフリースマートフォン チタニウムグレー【日本正規代理店品】
- 出版社/メーカー: HUAWEI
- 発売日: 2017/12/01
- メディア: エレクトロニクス
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つい先日、私のP10 plusよりも更に強力なスペックのHUAWEI Mate 10 Proも登場しました。やや高い(12/14現在Amazonだと88,155円)ですが今だとこちらもお勧めします。防水対応でジップロック入れずにお風呂でも楽しめるのがいいなあ。
(2018/5/7追記)3/27にHUAWEIが後継のP20シリーズを発表
plusの名前は廃止、Pro、無印、liteの3機種に
3/27にHUAWEIがP10シリーズの後継であるP20シリーズを発表しました。
発表されたラインナップは、
- P20 lite
- P20
- P20 Pro
の3機種。
おそらくこの中でフラッグシップ機となるP20 ProがP10 plusの後継機種になると思われます。
トリプルレンズなど、非常にハイスペックのP20 Pro
このP20 Proですが、
- P10 plusを上回る最大4000万画素のトリプルレンズ搭載(もちろんライカとの共同開発)
- 6.1インチ有機ELディスプレイ
- iPhone X同様の画面上部の切り欠きデザイン
- P10 plus同様、画面下に指紋認証センサ
- 防水防塵性能がIP67等級
と言うことで、かなり日本のAndroidユーザから期待されている感があります。
僕も防水機能はP10 plusの不満点のひとつでしたので、この改善は非常に嬉しいです。
日本発売は未発表
まだ日本での発売が何日になるかは発表されていません。
しかし私も含め日本にHUAWEIユーザは少なからず存在しますし、期待度も非常に高いので、Mate10シリーズ同様、必ず日本でも発売されるでしょう。
また、docomoが2018年夏モデルとして発売するのでは?との推測も出ています。
もちろんSIMフリー版も含めて期待したいところです。
現在はこの情報しかありませんが、P20シリーズの動向をウォッチしていきたいと思います。
それでは。