架空自転車旅行社「ひとつな」

本業会社員の兼業ブロガーです。興味を持っていることは、キャッシュレスな生活、旅、デジタルガジェット、グルメ、自転車(折りたたみ自転車、ロードバイク)、ライフスタイル(VAPE、文房具など)など。このブログはそんな多趣味なアラフォーの僕、石谷玲(いしやれい)が運営する『じぶんメディア』として、興味を持っている物全てに対して実際に体験したことを全方位で情報発信していく超・雑記ブログです。

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テレ東「キサラギ」

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4年前に劇場公開された「キサラギ」の再放送。
この作品は公開当時テレ東で散々CMが流されたので存在はよく知ってました。面白そうだけど結局公開中は観に行かず。ところが後で、自殺したとされる如月ミキ役を演じていたのが、これが公開される1年前に「Rec」で主演した声優の酒井香奈子さん(ちなみに私と同じ福岡出身)だったと知りとても後悔したことがありました。で、何度かTV放映があったのですがこれもまともには観ていなくて、今回酒井香奈子さんのtwitterで如月ミキ本人(酒井香奈子)と一緒にtwitterで実況しようという話が持ち上がり、それに私も乗ったわけです。ですので、今私のtwitterのTLは凄いことになっているのでさかのぼらないでください(笑)。
 
作品は殆どの時間が5人のアイドルオタク(オダ・ユージ:ユースケ・サンタマリア、いちご娘:香川照之、家元:小栗旬、スネーク:小出恵介、安男:塚地武雅)の密室の中での語り合いで費やされます。その中で各人の素性や如月ミキの死の真相について徐々に明らかになっていきます。各所にバラ撒かれた何でもない事実が後々伏線となって繋がっていき、最後に一つの推論を全員で導き出すことになります。登場人物はこの5人、如月ミキ(酒井香奈子)、そして最後に出てくるもう一人(Wikipedia見ると分かると思うので割愛)だけです。
 
メンバーを見ると分かると思いますが、この作品もまあ個性派俳優揃い。先ほどの「ショートピース」もそうでしたが、この作品も話術だけで話を動かしていきます。どの登場人物も一つの話の中でどんどんキャラが変わっていく様子が描かれていきますが、それがどれも嘘っぽく見えない。展開がどんどん変わっていくので場面は全く変わらないのに見ていて全然飽きない。役者も上手ければ脚本も上手い。これこそショートフィルムの醍醐味。通して観たのは今回が初めてでしたが、引き込まれましたね。面白かったです。
 
そして見物なのが最後のエンディングロールの如月ミキの歌。その下手な歌(笑)に被せて役者が打つオタ芸(笑)。酒井香奈子さん自身は歌はそんなに下手ではありませんが、その精一杯頑張ってる姿と可愛さにドキッとさせられます。おそらく同じtwitterやってた酒井香奈子ファンが何人も同じようにTVの前で振りを真似していたのではないでしょうか。しかし、この時からもう4年経っているんだな…と思うと感慨深いです。酒井香奈子さんも事務所移ったりしましたし、色々劇的に変わったこともありましたし。
 
それにしても家元(小栗旬)の立ち回りは必見です。陰の主役と言って過言ではありません(誰が主役かは特には決まっていませんが主にユースケ・サンタマリアが話を回していく)。