御徒町の一風堂に行ってきました。一風堂と言えば一蘭と並んで福岡では人気のラーメン屋です。社長の河原さんも以前はよくTVに出てましたね。私も大学時代は天神西通りから一本路地に入ったところの大名本店によく行ってました。
昔の大名本店は「赤」と「白」と「醤油」でした。「赤」は赤丸新味(これだけ名前が変わってますね)、「白」は白丸元味、「醤油」はそのまま醤油ラーメンでした。赤がこってり、白がさっぱりだったかな。細かいですけど赤で使うチャーシューと白で使うチャーシューは別のものだったはずです。うろ覚えですけど。その後で本店が改装した時に赤とか白とかの概念はなくなりとんこつラーメンは「かさね」という名前になりました。スープを継ぎ足し継ぎ足し使ってるという説明書きがあったような気がします。その「かさね」を取ってるんでしょうね、今の「赤丸かさね味」と言うネーミングは。
ちなみにこれも福岡の人には常識の範疇でしょうが、赤にも白にもチャーシューは入ってるんですがこれをもっとしっかり味付けされた煮豚に変更することができます。「肉入り」というのがそれなんですが、注文する時はだいたい「赤肉」「白肉」と言ったりします。私が知る限り一風堂の一番人気のメニューは赤丸肉入りつまり「赤肉」で、私の注文の99%は赤肉だと思います。
こんなのがありました。ハリガネって一般用語化してるんですかね。私福岡にいた頃は元祖長浜屋でしかハリガネって頼んだことないです。その後元祖長浜屋ではナマで頼むようになりましたが。そういえばナマで頼んで「生(ビール)飲むんですか」とか「ナマタマ」(替え玉の固さがナマ)頼んで「生卵あるんですか」とか聞かれたことあったなあ。そうだよね、最早暗号だよね。普通に使ってた人間にはそんな意識なかったんだけど。
書いた後で気付きました。らき☆すたのOPもってけ!セーラーふくで歌ってたね。「ハリガネおかわりDADADADADA!」って。
すっかり忘れてました。一風堂はテーブルに高菜や生姜とかあるんですが、その中に「ラー油もやし」ってのがあるんです。湯がいた(ゆがくってのも方言?茹でる?)もやしをラー油や調味料で和えたものなんですが、これが美味でラーメンが来るまでこれをそのまま食べてました。つまみにもぴったりだしラーメンのトッピングにも最適。
で、今日も赤肉です。なんですけど、あれ?マー油みたいなのがかかってるんですけど、一風堂マー油入れてたっけ?記憶を辿ったんですけど無かったような。それとスープを底から掬って飲んでると、意外なものがあったんです。タマネギのみじん切り。これもスープに入れてた記憶はありません。ラーメンにタマネギのみじん切りって、私が住んでる多摩地方ではたまに醤油ラーメンに入っていたりしますけど、とんこつでは初めて。味は…悪影響は与えてないと思うんですけど、アクセントにもなってないような。何のために入れてるんだろう。それ以外は昔と同じスープでした。
麺はさすが福岡で勝負してきた一風堂って感じで、カタメで頼んだんですが絶妙な固さでやってきました。東京のラーメン屋でカタメを頼むとべちゃっとした食感の麺が出てきてがっかりすることが珍しくないんですが、ここは違いました。適度に芯を残し、周りはふっくらしていて麺としておいしい。福岡で食べていた麺と同じでした。
肉入りなのでもちろん煮豚が入ってます。ですけど、ちっちゃくまとまった上品な肉ですね。天神西通り店や改装後の大名本店もそういやこんな感じだったなあ。改装する前の本店では結構ワイルドな大きさや形の肉が沢山乗って出てきてたんです。肉は昔の方がよかった。
総合すると、高いけどまあこんな感じでしょうと言った感じです。席数も多いですし店員の教育も悪くありませんので人を連れて行くのも良いのではないでしょうか。もうちょっと歩いて上野駅まで行けば一蘭もありますし、ここの周辺で福岡の人気店を楽しめるのは、私は良いことだと思います。なお、一風堂に行った際は忘れずにラー油もやしを味わってくださいね。
それにしても、隣が牛丼屋になってましたけど、御徒町の一風堂の隣って山頭火か何かありませんでしたっけ?
ちゃんとしたところで一風堂のラーメン食べるの、何年ぶりだろう
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