架空自転車旅行社「ひとつな」

本業会社員の兼業ブロガーです。興味を持っていることは、キャッシュレスな生活、旅、デジタルガジェット、グルメ、自転車(折りたたみ自転車、ロードバイク)、ライフスタイル(VAPE、文房具など)など。このブログはそんな多趣味なアラフォーの僕、石谷玲(いしやれい)が運営する『じぶんメディア』として、興味を持っている物全てに対して実際に体験したことを全方位で情報発信していく超・雑記ブログです。

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アニうた2009 KITAKYUSHU

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九州地方初の大型アニソンライブイベントと言っていいアニうた。友人の話や2chの話を見る限り、イベントとしては非常に良かったようです。しかしやはり初めての試みと言うことで幾つか問題点もあったようです。現場に居なかった人間がこれを論じる資格があるかどうかは別にして、少し考えてみます。

  • アーティストのチョイスと数

アニメロサマーライブで実績があるアーティストを意識的にオファー掛けている様子が見えて、ANIME JAPAN FESの地方イベントとは一線を画しているように思います。これは良いのではないでしょうか。各アーティストソロでだいたい4曲というのはアーティスト数が少ないこのイベントならではだと思います。普段なら選曲に漏れる良曲も流せると言う利点がある一方で、ダレてしまうデメリットも当然あると思います。個人的には4曲も歌って貰えるイベントなんて聞いたことがないので、このイベントの「特徴」として残しても良いのではと思います。

  • 時間

3時間の予定が1時間以上も延びてしまったこと。これのため日帰り組は途中退席を余儀なくされたようです。地元ファンにとっては何でもないこととは思いますが、東京などからの遠征組を常に集客の一つとして考慮するのであればこれは大問題です。ただ安易に開始時間を前倒ししてしまうとアーティスト、観客双方に迷惑がかかってしまうでしょう。時間短縮はファンとしては考えたくないこと。このためだけにスターフライヤーの時間を遅くするわけにもいきません。安宿を斡旋するなど、もし次回があるのなら運営側の今後の検討を見守っていきたいと思います。
 
東京のイベントでそのような危惧がないのは、東京周辺のファンだけで箱が埋まるからですね。

  • スタッフのスキル(JAMのSKILLじゃないぞw)

音響面に於いて稚拙な面が見られたようです。このようなイベントの経験が薄いせいとは思いますが、ライブイベントで「音」と言う要素に不備が見られるのは論外です。アニサマやAJFで実際に操作している熟練のスタッフにヘルプを依頼するのもアリだったような気がします。勿論全てを丸投げするのではなく、横から支援を戴く形で、九州のスタッフのスキルアップを目指してもらいたいなと思います。イベントが根付くかどうかはスタッフが根付くかどうかでもあります。

  • 観客

イベントの方向性を決める、一番難しいファクターです。「アニメは元々子供の物」ですから、親子連れで聴きに来るお客さんがいるのも当然とは思います。でも、アニサマやAJFを見て分かるとおり、アニソンイベントは残念ながらデパートのヒーローショーではありません。こういうお客さんをどう扱うのか慎重に考える必要があると思います。集客の一つとするのであれば、子供受けの良いアーティストをオファーする必要があるでしょう。でも、なかなか子供受けが良くオタク受けも良いアーティストなんて居ないもんです。今回は強いて言えばダニーこときただにひろしがワンピースのウィーアーを持ってましたので無配慮では無かったと思いますが、今後どうするかが必見です。誤解を恐れず言えば、スタッフとしてはそう言うお客さんが居なくても(そう言うお客さんを除外して)会場を満杯にしたいというのが本音だと思います。
 
こういうイベントに来慣れてなくてノリの悪いお客さんを巻き込む初心者イベントとしては最高のアーティストの人選で最高のセットリストだと思うのですが、それでも乖離してしまっていた人もいるようです。あれ以上のことをアーティストに求めるのは無理だと思います。そう言う人は順応していくのか離反していくのか。そうやって人を選んでしまって果たして次回のイベントがあったと仮定して人が小倉に集まるのかどうか。
 
最大の問題点です。

  • 最後に

実家が北九州の人間として、今回の試みはとても先鋭的かつ斬新な事だったと思います。色々障害や逆風はあると思いますが、定期イベント化して定着して欲しいと願っています。