まずは新年一発目なので御挨拶。
新年あけましておめでとうございます。
2020年の今年も僕、石谷玲( @R_I )とこのブログサイト「架空自転車旅行社ひとつな」を宜しくお願いします。
ちなみに僕は今年が本厄(数え年で42歳)です。
昨年の前厄で僕は年始から糖尿病に苦しみ、ブログがGoogleのアルゴリズムアップデートでオワコンになり、暮れには右肩の四十肩で自転車に乗れなくなりました。
僕が生きて2021年を迎えられるかどうか、乞うご期待です(笑えない)。
これからは旅行荷物をコンパクトにまとめる時代。
旅荷物をコンパクトにしないといけない理由
皆さんは旅行の時の荷物、何を持っていきますか?
着替えに身だしなみを整える道具や化粧品等、出先で作業をする人はノートPCや周辺機器、撮影したい人はカメラ機材。
これらをまとめるのは大変ですよね。
デッカいスーツケースがあれば何でもかんでもブチ込めて便利なのは間違いないです。
でも、これからはそうも行かないかも知れません。
もうじきこれが始まります。
●来春に持ち込み予約制 東海道新幹線、大型荷物の計測台
— 朝日新聞・名古屋報道センター (@asahi_tokai) 2019年12月27日
東海道、山陽、九州の各新幹線車内に大型荷物を持ち込む際のルールが来年5月中旬から変更されるのを前に、#JR東海 が周知のキャンペーンを始めました。27日には名古屋駅に計測台も設置されました。 https://t.co/FbRT24EIIS pic.twitter.com/bX3ngYVolq
(東海道、山陽、九州)新幹線に荷物を持ち込むのに制限が強化されるようになります。
大手キャリアやLCCで実施されている手荷物のルールに相当するものが新幹線にも導入されるのです。
これがどのくらい厳密に運用されるのかは今はまだ分かりません。
でも、ひとつ言えるのは新幹線での移動に荷物面での制約が大きくなると言うこと。
この時期の電車や駅の混雑の主因は背負いカバンではない
年末年始、GW、お盆の時期は旅行や帰省する人で電車や駅がごった返します。
この時期、そういう場所で「動きづらいなあ」「邪魔だなあ」と思うことは多いと思います。
でもよく考えて下さい。
日常でも朝夕のラッシュ時はビジネスマンが多いのに、ここまで不便に感じることはあまりありません。
何が原因なのか、単刀直入に言うと、「スーツケースやキャリーバッグ」です。
スーツケースやキャリーバッグを利用するようになると、自分自身も周りの人も必ず移動を不便に感じるようになります。
階段登り降りするのにも一苦労。
エスカレータの乗り口降り口でも一旦停止。
エレベータは大渋滞。
通路のど真ん中で立ち往生。
思い当たる節ありますよね。
スーツケースやキャリーバッグを利用してない人も後ろを歩いてると巻き込まれてしまいます。
最近こういう記事をよく見ます。
昨年は3位にランクダウンしてましたが、どちらにしても電車内でバックパック(リュックサック)を背負っていると煙たがられる傾向にあるとは間違いありません。
でも海外でバックパック背負って移動している人なんて当たり前に見ます。
本当の原因はそんな状態にまで混雑する電車(と同じ時間に移動を余儀なくさせる社会)の方では?と思うのですが、それは置いておいて。
バックパックは足下に置いたり網棚に置けば、まずは混雑の原因は解消されます。
でも、スーツケースやキャリーバッグはそうはいかないはず。
人一人分の面積を余裕で占拠してしまうのだから、バックパックよりも問題なのは言うまでも無い話です。
バックパックでの旅はスーツケースでの旅より明らかに移動面で有利
ここまで見てきたように、スーツケース旅行者よりもバックパッカーの方が移動に制約が少なく、小回りが利きます。
ですので、例えば新幹線の自由席で旅をする場合とか、空港の保安検査場が混雑している時とか、発車間際に駅に到着した場合とか、場の方に制約がある場合のバックパッカーのアドバンテージが非常に強いのです。
自由席の乗車口に先に行って並ぶ、空いてる保安検査場にスムーズに移動する、急いで改札を通過してホームに移動するなど、細かいですが「小回りが利く」メリットは時として旅行の成否に大きく左右することもあるのです。
荷物を少なくするにはカバンを小さくするしかない
「でも仕方ないじゃないか!旅行の時は荷物が多いのは当たり前だ!」
それはよく分かります。
でも、そのスーツケースに入れている荷物、本当に必要ですか?
そんなに沢山入れてるアウター、本当に全部着ます?
宿泊するホテルや帰省した実家で洗濯したりしたらアンダーウェア半減できたりしませんか?
ホテルにあるアメニティを使えば不要になるもの、結構ありませんか?
その一眼カメラのレンズ、全部使います?
色々突き詰めていくと、荷物を小さくコンパクトにできる余地は結構あるのです。
でも、ほとんどの旅行者はそういうことを考えません。
何故か。
スーツケースやキャリーバッグが大きいからそういうことを考えなくて済むからです。
大きいスーツケースやキャリーバッグを使えば、必要そうなモノは何でもかんでも放り込んでしまえますよね。
確かに便利。
しかし、逆に考えると、スーツケースやキャリーバッグを使うことで荷物をコンパクトにする検討機会を失っているのです。
鶏が先か卵が先かみたいな議論になりそうですが、ならば最初から旅行に持って行ける量の制約を決めてしまった方が良いです。
旅行を不便に感じない最低限の容量のバッグを決めてしまえば良いのです。
僕の場合、次に書くminaalのCarry-Onが最低限の旅行用バッグとして最適の大きさでした。
勿論人によってその大きさは変わりますので、みんなこのバッグを買おうぜ!と言うつもりはありません(オススメしたところで僕にお金が入る訳でもないしね)。
でもこういうものがある、こういう考え方があると言うことを知っておいて貰えれば、今後の旅行がすっきり楽になるかも知れません。
そろそろ、脱スーツケース・脱キャリーバッグに挑戦してみる時ではないでしょうか。
Notes: minaal Carry-On(2.0)について
minaal Carry-Onとは
minaal Carry-Onはニュージーランドの開発者がKickstarterでクラウドファンディングして集めた資金でプロジェクトを立ち上げたバックパックです。
特徴というか後に書くメリットは、
- 35Lの大容量
- 軽量
- 飛行機に持ち込めるサイズ(例外あり)
- コンパートメントやポケットが豊富
です。
僕は2018年の秋に購入してそれ以降、コミケでの遠征や帰省、旅行には全てこれ1個で賄っています。
旅行に使える大容量バックパックはだいたい30L程度から幾つかのメーカーが出していますが、僕は下に書く理由でこのminaal Carry-onが一番使いやすいと思っています。
ただし、Googleで他のサイトを探してみても、minaal Carry-onを紹介しているまとめサイトはまったく無いんですよね。
とてもいいバックパックなのですが、存在自体を抹消しているサイトしかありません。
それは何故か。
このセクションの最後の「minaal Carry-onのデメリット」にも書きましたが、Amazonや楽天での販売がなく、アフィリエイト広告を掲載できないので、紹介してもサイトオーナーには一銭のお金も入らないからですね。
余談ですが、僕が持っているモデルはCarry-on。
今販売されているモデルはCarry-on 2.0。
バージョンアップしてコンパートメント内のポケットの大きさと、サイドのコンプレッションベルトの金具の形状が変わりました。
minaal Carry-onのメリット(1) 35Lの大容量
まずはやはり旅バッグをこれにした最大の要因である容量。
無印のハードキャリーだと5段階あるウチの下から2番目(左から2番目)と同じ容量。
無印の35Lハードキャリーが2泊から3泊向けとして紹介されているので、このminaal Carry-onも同程度の機能が期待できます。
でも、衣服のやりくりを徹底することで、今回のコミケでの遠征のように5泊の旅行(今回は12/27~1/1)でもこのサイズのバックパックで不便なく行動することは可能です。
しかもね、このサイズに僕はミラーレス一眼の本体とPROレンズまで詰め込んでる。
35Lってのは意外と自由の利く容量なんです。
minaal Carry-onのメリット(2) 軽量
minaal Carry-onを購入し手にして多分最初に驚くのは「大きい!でも軽い!」ではないでしょうか。
公式サイトにはこのようなことが書かれています。
軽量且つ頑丈
生地にはMinaal特製の600D(デニール)ナイロンを仕様。軽量且つ耐久性に優れています。特に摩耗しやすい部分は1000Dのナイロンで補強し、長期に渡って利用可能です。
35Lの荷物、スーツケースに入れて引っ張っていると分かりづらいですが、それだけでかなりの重量になります。
それなのにバッグ自体の重量が大きいと、航空機に持ち込める重量をオーバーしてしまいますし、何より背負って歩くのが辛くなります。
ただ、軽い生地は強度も弱い。
なのでバッグ自体は強度を維持しつつ軽い生地で作るのが正解。
minaal Carry-onのメリット(3) 飛行機に持ち込めるサイズ(例外あり)
僕が飛行機で荷物を預けるのが嫌いなのは、降機してからすぐに行動できないこと。
あと海外旅行の場合ロストバゲージの不安があること。
minaal Carry-onのサイズは、縦x横x高さ:55cm×35cm×20cm。
大手キャリアの100席以上の飛行機に持ち込める荷物のサイズは、縦x横x高さ:55cm×40cm×25cm。
ですので、飛行機に乗る際に手荷物を預けずにそのまま保安検査場を通過して搭乗することが可能です。
ただし、LCCや大手キャリアでも座席数100席未満の飛行機ではもっと厳しい手荷物制限がありますので、その場合はもっと小さいバックパックを使うことになると思います。
背負うとこんな感じ。
ビッグシルエットのパーカー(というかモンスターパーカー)着てるので身体との対比が分かりづらい…。
ですが、案外それほど大きすぎる!という程のサイズ感ではないと僕は思ってます。
身体の幅からはみ出さない横幅。
肩から腰くらいの縦幅で登山用ザックよりは遥かにコンパクト。
厚みもそれほど目立たない。
Uber Eatsのカバンに比べたら圧倒的にスリムでスマートでしょ?
こちらが皆さん大好きUber Eatsのカバン。
この大きさですからね…こんなの背負って電車なんか乗れないですよ(笑)。
いかにminaal Carry-onがスマートか。
minaal Carry-onのメリット(4) コンパートメントやポケットが豊富
僕は出先でもノートPCでブログの更新や作業などを行ったりします。
そんな場合に衝撃吸収を考慮したノートPCのポケットがバックパック内にあった方が好都合です。
他にも、それぞれのアイテムを収納できるポケットが多数設けられている方が、旅行の荷物を小分けにでき、取り出す時に何処に仕舞ったかを悩む必要が無くなります。
よく使う小物は外から取り出せるポケットに、ホテルの部屋で使う延長タップなどは奥のポケットに。
こういう柔軟な使い方が容易にできるのがminaal Carry-onのメリットでもあります。
minaal Carry-onのデメリット ほぼ海外通販でしか買えない
これ、何処に行ったら売ってるの?と思った方。
上にも書いたミナールのサイトからしか正式には買えません。
あとはヤフオクやメルカリの転売か、rakunew等の海外通販代行を利用するか。
販路が極めて限られているのが最大のデメリットです。
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スマートな人間になろう
昔からバックパックひとつで旅をする旅行者はバックパッカーと呼ばれていました。
しかし、バックパッカーって貧乏旅の代名詞みたいに捉えられていた気が僕はします。
でも、今は少し意味合いが変わってきている気がします。
合理的にかつ機能的に必要最低限のアイテムを選択できるスマートな人がバックパックひとつで旅行している印象を受けてるんですよね。
僕自身、そんなにスマートな人間ではありませんが、意識して旅行に持っていくアイテムを厳選して、旅行を不自由無くかつ快適で楽しいモノにできたらいいなと思っています。
旅行で必要なモノは人それぞれだと思います。
まずは旅行に持っていくバッグはこれだ!と決めておいて、その後で、そのバッグに入れられるだけの最低限のアイテムを考えてみては如何でしょうか。
まあ、実際に1回の旅行では最適なアイテムのチョイスは難しいかも知れませんが、何度か旅行してみると本当に必要なモノ、持っていけば良かったモノ、持っていったけど結局使わなかったモノを選別できるようになり、徐々にスマートなあなたの姿が見えてくると思います。
スマートな人間になってスマートな旅を楽しみましょう!
それでは。
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こちらは一年前に書いた荷物を減らすコツみたいな記事。
こっちにもCarry-on登場してますよ!