「マツコの知らない世界」で万年筆インクの世界の一端に触れた方々に見てもらいたい
万年筆好きのブログ管理人、石谷玲( @R_I )です。
僕は、これまで万年筆を含む文房具を銀座で買うことが多かったです。
銀座伊東屋がありますしね。
面白いボトルインクを売っているお店が表参道にあるとツイッターで知り、このショップを訪れ、インクを購入しました。
二度目の訪問でインクと万年筆も買いました。
そんなメジャーな文房具店では見かけないような珍しい万年筆やオリジナルのボトルインクが置いてあり、万年筆好きには堪らないショップ、BUNGUBOX(ブングボックス)表参道を今回ご紹介します。
ちなみに、次回2019年5/14(火)20:57~の「マツコの知らない世界」に登場するTOKYO METRO COLOR(東京メトロの路線カラーのボトルインク)はブングボックスさんのオリジナルインクで、登場する武田健さんは文具ライターでありブングボックス表参道店のスタッフでもあるそうです。
- 「マツコの知らない世界」で万年筆インクの世界の一端に触れた方々に見てもらいたい
- BUNGUBOX(ブングボックス)表参道への行き方
- ブングボックスで買った万年筆OPUS88 PICNICが格好良くて面白い!
- オリジナルボトルインク「DANDYISM」と「つゆひかり」も素敵
- 万年筆の聖地は表参道にも存在したんだ。
- いしやさんの文房具まとめ
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BUNGUBOX(ブングボックス)表参道への行き方
ブングボックスは浜松が本店で、2号店が東京の表参道にあります。
僕が訪問したことのある表参道のお店への行き方をご紹介します。
場所はここ
JRだと最寄り駅は原宿駅、東京メトロだと最寄り駅は表参道駅となります。
路地の中にあってちょっと分かりづらいので、簡単に写真を交えてご紹介します。
JR原宿駅からの行き方
JR原宿駅を出てすぐ右手の大きな交差点の横断歩道を向かって左側に渡って真っ直ぐ進みます。
この横断歩道を渡って真っ直ぐです。
真っ直ぐ歩くと、神宮前交差点に着きますが、更に横断歩道を渡って真っ直ぐ。
表参道ヒルズ沿いのちょっとした上り坂を更に真っ直ぐ。
ずーっと真っ直ぐ歩くと、左手にApple表参道が見えてきます。
ここが目印。
ここの角を左に曲がり、原二本通りに入ります。
フライングタイガーの辺りで突き当たりになるので、ここを左に曲がります。
左に曲がってすぐ先に右に曲がれる交差点があるので、ここを右折。
右に曲がって少し歩くと左に曲がれる交差点があるので、ここを左折。
左折ポイントの交差点の右手には杉養蜂園があります。
ここを左に曲がるとこんな路地。
ここの赤い矢印で示した場所。
ここにブングボックス表参道があります。
と言っても、ショップが何処にあるか分からないお洒落な一角。
階段を上がって真っ直ぐ歩き、奥の右手側にあります。
初めて行くと気後れしてしまいますが、大丈夫です。
ここで合ってます。
東京メトロ表参道駅からの行き方
東京メトロの表参道駅から行く場合は、A2出口を目指して下さい。
A2出口を出ると、右手がApple表参道。
つまり、Apple表参道の先の路地を右に入れば、あとは上と同じ方法でブングボックス表参道に辿り着けます。
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ブングボックスで買った万年筆OPUS88 PICNICが格好良くて面白い!
このブングボックス表参道で先日、OPUS88と言うメーカーのPICNICという万年筆を購入しました。
これがどのショップでも見かけないメーカーの、珍しい特徴を秘めた万年筆でとても気に入りました。
この万年筆を紹介するとともに、ブングボックスがこのような珍しい万年筆も椅子に座ってゆっくりじっくり、納得できるまで試筆して購入できるショップであることを知ってほしいと思います。
OPUS88 PICNICの魅力1 クリアなライトグリーンのボディが綺麗
購入して梱包箱を開けるとこんな感じ。
入っていたのは万年筆本体とスポイト。
このスポイトが重要な役割を果たします。
本体ですが、
もうインクを入れてしまった後ですが、キャップも本体も綺麗なライトグリーンのクリアレジンです。
天冠も尾軸も非常に綺麗。
軸も太く、安定感があります。
クリア素材の万年筆はペリカンのデモンストレーターやパイロットのプレラ、ラミーのサファリにもありますが、高級感を保ちつつオンリーワン感を醸し出した万年筆はOPUS88のPICNICならではと思います。
OPUS88 PICNICの魅力2 インクがたっぷり入るアイドロッパー方式
この万年筆のインク補充の方法はカートリッジ式でも吸入式でもなく、アイドロッパー方式です。
大手万年筆メーカーではあまり見ないこのアイドロッパー方式、どういうやり方かというと、胴軸そのものがインクタンクになり、ねじで胴軸を外してそのまま付属のスポイトで直接インクを注入してやるという、かなり原始的なやり方。
更に、インクタンクとペン先との間にバルブ(上の写真の軸の中央に見える黒いブロック)があり、尾軸を回すとバルブが開く構造になっています。
この構造のお陰で、吸入式に比べてインクがたっぷり入りますし、空気を極力排除してギリギリまでインクを装填し、筆記時以外はバルブを閉めることで、気圧が変化してもインク漏れを防ぐ効果があるようです。
ブングボックスで聞いた話だと、飛行機に持ち込んでも平気とのこと。
ただし、胴軸の部分がねじで外せるため、ここからインク漏れするというのがアイドロッパー方式の弱点。
このOPUS88だとしっかりとOリングのパッキンが入っていて、胴軸部分の密閉性は高そうです。
他の万年筆とは一線を画した、面白い構造だと思います。
ブングボックスにはこういう珍しい万年筆やオリジナルの万年筆も
OPUS88というのは台湾の万年筆メーカー。
メジャーな文房具店でもなかなか見かけず、Webを見てもほとんど情報が上がっていないメーカーですが、調べてみると、40年くらいの歴史があるようです。
台湾のメーカーでOEMとして万年筆を製造してきた創業者が立ち上げた会社のようです。
このような珍しい万年筆に出会えるのもブングボックスの魅力のひとつです。
他にも星座を冠したZODIACシリーズなどのブングボックスオリジナルの万年筆も沢山あります。
他の人が持っていないオンリーワンの万年筆がほしい!と言う人は是非ブングボックスに遊びに行ってみては如何でしょうか。
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オリジナルボトルインク「DANDYISM」と「つゆひかり」も素敵
今僕が使っている万年筆が3本あり、それぞれにボトルインクを入れて使っていますが、そのうちの2本にブングボックスのオリジナルインクを入れています(もう1本は先日紹介したラミーのクリスタルインク"Peridot")。
僕が持っているこのブングボックスのオリジナルインク2つを紹介します。
シックで落ち着いた黒に近い「グリーンブラック」のDANDYISM
僕は緑系のインクを愛用していましたが、青系で言う「ブルーブラック」に相当する、普段の筆記で使える「グリーンブラック」なインクがないものかと探していました。
厳密に言うと、昔は存在してました。
モンブランのレーシンググリーンです。
このレーシンググリーンが廃番になり、しっくりくる色のインクがなくて難儀していました。
ふとしたきっかけで、昔レーシンググリーンを使っていたユーザーが、ブングボックスのDANDYISMを使っているという情報を知りました。
それを知ってその日のうちにこのお店に駆け込んだ、と言うのが僕がブングボックスを知ったきっかけだったりします。
この3種類のインクを見比べると、黒インクにしか見えないと思いますが、よく見ると黒に近いグリーンブラックという感じです。
黒に近いため濃淡もあまり付かず、文字を多く筆記する際には見やすいインクだと思います。
僕はこのインクを先日紹介したパイロットの限定キャップレスに入れて手帳(トラベラーズノート)に使っています。
視認性も良好で使いやすいインクです。
それでいて緑系インクなので、僕幸せ。
華やかな緑茶のライトグリーンのつゆひかり
OPUS88 PICNICと同時に買ったインクが、このつゆひかり。
綺麗なクリアグリーンの万年筆には、鮮やかなグリーンのインクを入れたいと思っていました。
最初は先日購入したラミーのクリスタルインクPeridotを入れるつもりでしたが、ブングボックスでこのつゆひかりのインクの入った万年筆を使ってみて、このインクもほしいと思って一緒に購入。
そのままOPUS88 PICNICに入れて使っています。
イエローがかったライトグリーンながら、濁りも感じる落ち着いた色合い。
まさに緑茶という感じに仕上がったインクだと思います。
明るい色なので濃淡は極めてはっきり出ますので、スケッチなど濃淡を楽しみたい用途に向いているかな。
セーラーのストーリアのクラウンとも色彩雫の竹林とも色合いの違うブングボックスのつゆひかりは面白いインクだと思います。
気分次第でノート取りや手帳筆記用にも使ったりしています。
HEEL SHAPE BOTTLEと言う名のブングボックスオリジナルボトルインクのボトル形状
ブングボックスのオリジナルインクのボトルはこんな形をしています。
ハイヒールのような形なのでHEEL SHAPE BOTTLEと言うそうです。
インクが少なくなった時にかかとの部分にインクを溜め込むことで、リザーバーを使わずにインクを吸い上げることが可能になります。
何処かの大手の万年筆メーカーのボトルインクも、ハイヒールではないけど似たような形状のボトルを使っていた様な…。
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万年筆の聖地は表参道にも存在したんだ。
メジャーな文房具店では見かけないような珍しい万年筆やオリジナルのボトルインクが棚に並んでいて、万年筆に興味を持っている人にはとても魅力的なお店だと思います。
店自体が5坪弱と狭いため、大人数でお邪魔するには向かないかも知れませんが、落ち着いた内装の店内で、じっくりと店員さんの説明を聞きながら万年筆やインクを眺めることができます。
その中で面白そうな一本に出会ったなら、是非椅子に座って落ち着いて試筆してみることをオススメします。
マツコの知らない世界で万年筆インクや万年筆そのものに興味を持った方も是非、表参道のブングボックスに遊びに行ってみては如何でしょうか。
それでは。
いしやさんの文房具まとめ
実は文房具マニアでもある僕、石谷玲が買った文房具をこちらでまとめてご紹介します。