ああ、やっぱり。
ANKERの新しいデバイスを見るとポチる重病が治らないブログ管理人の石谷玲( @R_I )です。
今回は、残念な出来事に関して思ったことをまとめます。
先日の記事でも触れた、楽しみにしていたANKERのアレが無くなりました。
ちなみに先日の記事とは、これです。
幻となったANKER PowerCore Fusion10000
日本展開は幻に
アンカージャパンはANKER PowerCore Fusion10000の日本での展開をキャンセルするとの意向を明らかにした模様。
昨年秋のANKERの発表会で発売がアナウンスされ、おそらく発表された中で一番反響のあったデバイスでした。
1日たっぷりスマホやデバイスを使っても余裕のある電源容量10,000mAhを擁し、USB充電器としても利用できる、このANKER PowerCore Fusion10000を待ち望んでいたユーザは非常に多かったのではないでしょうか。
やはりキャンセルの原因はプラグに掛かる負荷か?
先日、僕はこの記事の中でANKER PowerCore Fusion10000について触れました。
この記事の中で、
よく考えたら、ANKER PowerCore Fusion5000は、ここに5,000mAhのモバイルバッテリーのセルが搭載されている訳で、電源プラグの根本のヒンジ部分にかなりの負担がかかってそうですよね。
もしかして、発表はされたけどなかなか発売されないANKER PowerCore Fusion10000のネックになっている部分って、もしかしてこの問題?
日本の電源プラグの形状は「Aタイプ」と呼ばれる2本の栓刃が平行に配置されたタイプのプラグです。
このプラグをコンセントに差した状態で、10,000mAhクラスのバッテリーセルの重量負荷がプラグに掛かるとしたらどうなるでしょう。
力の掛かりようによってはプラグがコンセントから抜けるかも知れませんし、プラグの根本からぽっきりと折れる可能性もあります(プラグが折りたたみ式だとどうしても可動部の耐久性は非折りたたみ式よりも弱くなってしまいます)。
接触不良が起こる可能性も否定できません。
また、日本は電安法が厳しく、かなり高い安全水準をクリアしないといけないという理由もあると思います。
これらの理由を考えると、他のモバイルバッテリーやUSB充電器よりも電安法をクリアするハードルが高く、安価での提供は難しいかも知れません(ANKERだけに…)。
そこが「日本での展開」を取りやめた理由では無いかと推測しています(これは僕の勝手な推測です)。
なお、アンカージャパンはこの理由の公表はしない方針とのこと。
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ANKERのチャレンジ精神は今後も期待したい
今回は残念ながらANKER PowerCore Fusion10000を手にすることは無くなってしまったかも知れません。
ですが、先日のFusion5000の記事でも書きましたが、安価で、かつ先進的なプロダクトを生み出していこうとするANKERのスタンスは非常に気に入っています。
最近だと窒化ガリウム採用のAtomシリーズの展開に僕は注目しています。
今後もANKERのチャレンジ精神に期待して新しいプロダクトの登場を待ちたいと思います。
それでは。