定期的に所有するアイテムの定義は見直そう
皆さん、こんにちは。石谷玲( @R_I )です。
ここ最近、僕が持っているアイテムの『再定義』の作業を進めています。
再定義ってのは、そのアイテムの役割を見直し最適化することです。
暫く使っていく中で不便を感じ、この機能はこのアイテムには要らないな、この機能はこっちのアイテムの方で使いたいな、などの欲求が沸き起こってくることがたまにあります。
その欲求に従い、そのアイテムからその機能を削った場合、今のままで良いのかそれとももっと最適なアイテムがあるのかを色んなウェブメディアやAmazon等のオンラインショップで、または東急ハンズやセレクトショップに行って実物を見て探していきます。
また、新しいアイテムを見つけ、使いたいなと思った時、その機能は今はどのアイテムで充当しているのか、その機能を新しいアイテムに移管した場合、元のアイテムは使用するに値する機能を残しているのかを検討する事でもあります。
今回入手した物も、その再定義を検討したアイテムのひとつです。
その物とは、カスタムゲームボーイアドバンス。
それは、所有欲とシンプルかつ最低限の必要な機能を全て備え合わせた、素晴らしい物でした。
ゲームボーイアドバンスを手に入れた経緯
元々、携帯型ゲーム機が好き
僕は昔から携帯型ゲーム機が好きでした。
それは僕の認識の上での『ゲーム』と言う物が、空いた時間を埋めるための暇潰しの手段であって、わざわざゲームのために時間を作ってプレイする物では無かったからです。
なので、僕は据え置き型ゲーム機はあまり持っていなかったし、プレイもしていませんでした。
小さい頃にゲームボーイにハマり、ゲームボーイライトを買い、ゲームボーイカラーやゲームボーイアドバンス、ゲームボーイアドバンスSP、ニンテンドーDS、ニンテンドーDSLite、ニンテンドーDSiまで買いました。
大学時代にはネオジオポケットカラーも買いました(スーパーリアル麻雀プレミアムコレクションのために)。
3DS以降は自分のライフスタイルの変化もあってゲーム機に触れないまま、今に至っています。
思えば、ガジェット好きな僕が、初めて持ち歩くガジェットとして認識したのがゲームボーイだったのかも知れません。
カスタムゲームボーイの存在を知った
そんな僕が幾つか定期的に見ているブログに『トバログ』というサイトがあります。
このサイトはガジェットやライフスタイルに関する記事が多く、僕が目標とするサイトのひとつです。
そのトバログさんでこんな記事が上がりました。
この記事を読んで、ゲームボーイをカスタムするという文化があることに驚き、僕もこんなオンリーワンなゲームボーイが欲しいなと、ただでさえ動きやすい僕の心がガンガン震えました。
そして、ゲームは別にスマホでやる必要ないのでは?十字キーとABLRボタンでプレイした方が実は快適なのでは?そもそも昔携帯型ゲーム機を所持していた頃に比べてスマホゲームやる意欲はないのでは?という疑問も生まれました。
これが最初に書いたアイテムの(これはスマホに関する)再定義のひとつでした。
カスタムゲームボーイが欲しい!
興味を持ったので、まずは入手経路を探ってみました。
トバログさんは「落札させてもらった」と語っているので、オークションに出ていた物と判断。
ヤフオクで「カスタム、ゲームボーイ」で検索してみました。
すると、出てくる出てくる大量のカスタムゲームボーイシリーズ。
こんなに出品数があったのかと驚きました。
どれもこれもバックライトを完備していて、プレイしやすそうです。
ザッと見たところ、トバログさんが入手したロボパンさんカスタムのものは出品されていないようです。
ですが、面白そうなものはちらほらありますね。
早速カスタムゲームボーイアドバンスを入札してみました。
ゲームボーイでは無くゲームボーイアドバンスにした理由は、一番プレイできるゲームの幅が広いから。
ゲームボーイ、ゲームボーイカラー、ゲームボーイアドバンスの3世代のゲームがプレイできます。
入札してみたところ、ライバルも出現せず、あっさり落札。
うーん、こんなに出品数多かったけど、やっぱり昔のレトロゲーム機はそれほど人気が無いのかな?
本命のロボパンさんのカスタムゲームボーイ入手のチャンスも!
そんな中、落札したゲームボーイアドバンスが到着する前に、ロボパンさんのツイッターアカウントから、ヤフオクに出品したとのツイートが。
見てみると、筐体は初代ゲームボーイで、ボタンがグリーンに発光、バックライトもグリーンという、グリーン大好きの僕に滅茶苦茶訴求するカスタムゲームボーイだったのです。
明らかに他の出品物とは違う、筐体の色だけ変えたりとかのカスタムではない異色なカスタムです。
これはなんとしても落札したい!
初代ゲームボーイのカセットしか使えないけど落札したい!
速攻で入札ポチり。
そして、結果は…
ダメでした。
結構高値で入札してみた物の、それを上回る方が何人も現れました。
そのオークションの落札額は、僕の限界を超えてました。
流石、ロボパンさんカスタムのゲームボーイ。
他のカスタマイズとははるかに相場が違いました。
しかし、グリーンに光るロボパンさんカスタム、欲しかったなあ。
昔持ってたゲームボーイアドバンスとはここが違う
気を取り直して、昨日落札したゲームボーイアドバンスが届きましたので、僕のガラクタおもちゃ箱の中にあった昔のゲームボーイアドバンスと比較してみましょう。
ちなみに、その昔のゲームボーイアドバンス、電池が液漏れしていて起動しませんでした。
残念。
筐体色が違う
まず、パッと見て分かるように、このゲームボーイアドバンスの筐体、今まで見たことないカラーリングです。
このライムグリーン色、言わずもがなの石谷玲パーソナルカラー。
これ見たらもう手に入れるしか無いっしょ。
自分の色の、発売されてないゲームボーイアドバンスなんて所有欲をくすぐる一品です。
他にヤフオクに出品されていたカスタムゲームボーイも見たことないものが多いです。
落札後調べてみたのですが、こういう販売時のラインナップに無い筐体色の筐体を売っている海外のショップがあるそうです。
この辺のショップがそうかな。
ゲームボーイ(アドバンス含む)の解体方法はWeb探すと載っているので、器用な人は自分でカスタマイズできそうですね。
ハンダ付けが必要なバックライト接続等は、超不器用な僕がやると失敗しそうなので置いておいて、筐体部品の換装くらいは僕にもできそう。
ロボパンさん以外のカスタムゲームボーイはほぼ全員この部品に頼っているようです。
ロボパンさんはさらにそこから何手間も加えてLED取り付けたりゲームボーイの筐体にカラーの基板を入れ込んだりしてるようです。
改めて、凄すぎる。
バックライト装備
そもそもゲームボーイにはバックライトは無く、任天堂のゲーム機でバックライトを搭載したのは最後のモノクロゲームボーイのゲームボーイライトと最後のゲームボーイアドバンスである(ゲームボーイシリーズの最終作でもある)ゲームボーイミクロ、そしてニンテンドーDS以降だけで、ゲームボーイアドバンスSPはフロントライトでした。
つまり、初代ゲームボーイもゲームボーイアドバンスもバックライトはありませんでした。
なので、暗いところでは画面が見にくく、そんな環境で画面を凝視していたことで僕の視力は驚くほどあっさりと悪化しました。
フロントライトは画面を正面から照らすので画面の部分によって色味が変わってしまい、邪魔に感じることもありました。
つまり、快適に携帯型ゲーム機をプレイするにはバックライトが最低限の条件だったのです。
このようにカスタムゲームボーイアドバンスに搭載されたバックライトによって、昔では味わえなかったクリアな画面が楽しめます。
と言うか、ゲームボーイアドバンスってこんなにグラフィック綺麗だったんですね。
ドットが荒いのにそれを感じさせないグラフィック。
流石天下を取った携帯型ゲーム機なだけはあります。
スクリーンレンズの材質がプラスチックでは無くガラス
バックライト搭載で非常に綺麗に見えた画面、それはひょっとしたらスクリーンレンズの材質がプラスチックからガラスに変わったことも一因かも知れません。
前述のカスタマイズパーツショップには、スクリーンレンズもラインナップに入っています。
プラスチックに比べて透過率も硬度もアップ。
より画面が綺麗に見えますし、傷が入りにくい画面になりました。
スマホでは画面はガラスが普通ですが、そう言えば携帯ゲーム機ではプラスチックでしたね。
ポケットに入れているといつの間にかひっかき傷が画面に付くことが多かったのを思い出しました。
SPONSORED LINK
改めてプレイしてみて、ゲームボーイアドバンスは名機だと実感
僕が入手したカスタムゲームボーイアドバンスは、僕にとって所有欲とシンプルかつ最低限の必要な機能を全て備え合わせた、素晴らしい物でした。
念のため書いておきますが、僕がここで紹介したいのはオークションでカスタマイズゲームボーイを入手しよう!と言うことではありません。
正直に言うと、気に入ったカスタマイザー(ロボパンさんとか)が居ない場合は、オークションでゲットしなくても、自分で海外からパーツを調達して自分でカスタマイズした方が安上がりで良いかもしれません。
それよりも僕が主張したいのは、ゲームボーイアドバンスは本当に携帯型ゲーム機として名機だったし、今でも十分遊べるクオリティがあると言うことです。
昔ゲームボーイなどの携帯型ゲーム機で遊んでいて、今スマホゲーに飽き飽きしている人。
課金ゲーに空しさを感じ始めてしまった人。
そんな人には、ふと立ち止まってレトロゲーム、自分がゲームに熱狂していた時代のゲームに振り返ってみるのも良いかもしれません。
常に一番新しい物が最良の選択である訳ではありません。
気が付くとその時代遅れのゲーム機は一周回って非常にクールなガジェットに生まれ変わっているかも知れません。
と言う訳で、桃鉄を二十何年ぶりにプレイして、今回はそれでは。