架空自転車旅行社「ひとつな」

本業会社員の兼業ブロガーです。興味を持っていることは、キャッシュレスな生活、旅、デジタルガジェット、グルメ、自転車(折りたたみ自転車、ロードバイク)、ライフスタイル(VAPE、文房具など)など。このブログはそんな多趣味なアラフォーの僕、石谷玲(いしやれい)が運営する『じぶんメディア』として、興味を持っている物全てに対して実際に体験したことを全方位で情報発信していく超・雑記ブログです。

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mineo、IIJmio等MVNOユーザに捧ぐSAKURA WIFI 3ヶ月余使用感レビュー

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レッツ人柱報告!

こんばんは、石谷玲( @R_I )です。

余談ですが、いま、こういう場所でブログ更新しています。

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木崎湖の目の前でブログをエクストリーム更新。

楽しい!

閑話休題、つい先日、こんなニュースが飛び込んできましたよね。

headlines.yahoo.co.jp

また、mineoや私も使っているIIJmioを含むMVNO(格安SIM)の通信速度比較はこちらに詳しい調査結果が載っています。

mobareco.jp

これ見ると、一部の会社以外はMVNO使うと昼はほぼ全て1Mbpsを超えず、夕方も1Mbpsをかろうじて超えるくらいの通信速度しか出ていません。

MVNOで通信と通話を全て賄い、一日中不満なくTwitterやブラウジングを楽しむのは不可能という気がしています。

実は僕は、2月にこのようなエントリを投稿しました。

www.hito-tsuna.com

この記事の通り、1月末にレンタルモバイルWIFIルータサービスであるSAKURA WiFiを申し込みまして、2月より使い始めました。

それから常に持ち歩き、既に3ヶ月とちょっと。

通話はIIJmioで、通信はSAKURA WiFi(ソフトバンクの生回線)に任せようという思惑です。

今回はそのSAKURA WiFiの使用感やモバイルWIFIルータのレンタルサービス全体についての雑感をまとめてみようかなと思います。

果たして、僕の思惑は成功したのでしょうか?

まずは契約変更と毎月の費用を計算

SAKURA WiFiを契約

SAKURA WiFiの基本契約料がクーポン適用で3,680円。

それにSAKURAガード付けて追加500円。

消費税込みで4,514円

この分が単純に費用増となります。

IIJmioはファミリーシェアプラン→ミニマムスタートプランに

僕は基本的に朝から晩まで、家にいるとき以外のスマホとノートPCの通信は全てSAKURA WiFiでの通信に切り替えました。

すると、SAKURA WiFiが使えないアクシデントの時以外はIIJmioのパケット通信は使用しませんので、契約を変更しました。

今までは、IIJmioの契約プランは一番高い月10GBのファミリーシェアプランにして、SIM3枚払い出してスマホ、iPad mini、予備用に使っていました。

今回、ほぼ使っていなかった予備のSIMを返却しスマホとiPad miniのSIM2枚体制にし、契約を一番安い月3GBのミニマムスタートプランに変更しました。

これにより、費用は4,610円(留守番電話1回線付き)→3,244円(留守番電話1回線付き、追加SIM1枚)となり、1,366円の費用減

契約変更で合計の費用増は?

4,514円-1,366円で差し引き3,148円の費用増となりました。

この3,000円強の出費に見合うサービスだと良いなあ…。

SAKURA WiFiざっくり使用感レビュー

一番気になる通信速度は?

取り敢えずスピード!スピードどうなの?と言う方もいらっしゃると思います。

ここでは幾つかの測定時間に分けてご紹介したいと思います。

■朝(7時頃)測定日2月8日

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左側がSAKURA WiFi、右側がIIJmio。

あれっ!?MVNOの方が速い?

MVNOの利用者の少ない時間帯だとこういうこともあります。

帯域を逼迫していなければ、タダのソフトバンクLTEとdocomo LTEの比較となるので、測定環境によってはIIJmioの方がスピード出ます。

そもそも昔はIIJmioも一日中これくらいのスピード出てたんですけどね。

 

■昼(12~13時頃)測定日3月6日、5月16日

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SAKURA WiFiの方は環境によってある程度速度差がありますが、それでも少なくとも数Mbpsのスピードが下りでは出ていることが分かります。 

これくらいのスピードがあればブログやTwitterの画像を見るのには十分です。

YouTube観るのもこれくらいなら大丈夫ですね。

しかしIIJmioは1Mbpsもスピードが出ておらず、かなりブラウジングに支障があります。

こんな感じ。

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丁度この時間は学校も会社も昼休みでみんなネットに接続するので、帯域の狭いIIJmioやmineoなどのMVNOでは帯域が足りなくなって、こういう現象が慢性的に発生します。

折角の休み時間なのに、画像がなかなか表示されずイライラしてしまうこともしばしば。

MVNOの性質を考慮すると、大幅に利用者が減らない限り、この問題が解決されることはおそらくないと思います。

僕がIIJmioと契約した時は、通信速度が速く快適でしかも安い通信会社という認識でしたが、もうあの頃には戻れないのだと覚悟しています。

 

■午後(15時頃)測定日2月3日、2月10日

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昼のピーク時を乗り越えて、落ち着いてくる頃がこの時間だと思います。

安定して高速通信を維持しているSAKURA WiFi。

何とか3Mbps近くの速度まで回復してくるIIJmio。

バリバリ動画見たりするにはちょっと心許ないかもしれません。

ちなみに2枚目の画像の2月10日測定のデータは「長野県大町市」で採取した物。

場所は木崎湖キャンプ場、つまり僕が今居るここです。

この記事を書いた時ですね。

www.hito-tsuna.com

この湖でもSAKURA WiFi使うとこれだけの通信速度が出るので仕事もブログ更新も楽々です。

ブログで生計を立てられるようになったら、木崎湖畔に家を借りて住むのも良いかもしれませんね。

それこそ『おねがい☆ツインズ』の麻郁君のように。

 

■夕方(17時頃)測定日2月1日、2月9日

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17時と言うことで、仕事や学校を終えた人達が徐々にネットに接続し始める時間です。

SAKURA WiFiは相変わらず爆速です。

IIJmioは15時の時より若干通信速度落ちてますが、それでも何とかブラウジングに支障のないレベルは維持していると言って良いのではないでしょうか。

 

■夜(22時頃)測定日2月26日

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この時間になると学生も社会人も帰宅し、自宅の回線で接続するため、モバイル回線の需要が下がります。

この結果を見て分かるとおり、IIJmioでも快適な速度が達成できています。

 

この結果を踏まえて、あなたはmineoやIIJmioなどのMVNOでも我慢して使えますか?

通信量はどれくらい使える?

IIJmioのファミリーシェアプランでは月10GBまで使用可能(現在は月12GB)でした。

僕はスマホだけでその10GBをほぼ毎月消費していました。

SAKURA WiFiは容量制限無しを謳っていますが、色々調べてみると、だいたい月100GBくらい使うと速度制限が入るようです。

つまり、ソフトバンクのウルトラギガモンスター(一ヶ月50GB、7,000円)の2倍の通信がSAKURA WiFi契約によって可能になる計算です。

それでこの値段なら全然割に合うような。

ちなみに僕は、さらにノマドワーク的にカフェでノートPC使ってブログを書いたりYouTube見たりするのにSAKURA WiFi経由で接続しているので、体感的には結構通信量使っている気がしているのですが、だいたい毎月40GBちょいで収まっています。

半分も使い切れていない!

モバイルWiFiルータは邪魔になる?

と言う訳で、物理的にどうかというと、

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こんな感じの大きさのルータが荷物として増えます。

スマホよりも小さく、スマホよりも厚いガジェットで、ポケットの中に入れっぱなしでも問題ありません。

ただし、やや発熱があり、使いっぱなしだと熱くなります。

また、バッテリーは、使いっぱなしだと体感で6、7時間くらいが限度かなと言う感じ。

まとめると、

  • ポケットサイズで大きさはあまり邪魔にならない
  • 発熱あり多少気になる
  • 一日使いっぱなしで使用する場合は充電必要

カフェでノマドにも使える?

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勿論使えます。

今までは公衆WiFiサービスが導入されているカフェを探して店に入らないとノートPCが使えませんでした。

最悪の場合はスマホからテザリングでIIJmioの通信を使用していましたが、これがホント通信速度遅くて遅くて。

ブログで画像をアップロードする際などはイライラすることが多かったです。

SAKURA WiFi契約してその手間が全部無くなりました。

WiMAXだと建物の中で窓際ではない奥まった場所だと全然使い物になりませんでしたが、SAKURA WiFiはソフトバンクの生回線なので、電話が通じるところでは必ず使えます

しかも速度は文句なし。

公衆WiFiはあるけど珈琲も料理もあまりオススメできない…的なお店を我慢して使う理由がなくなりました。

このストレスフリーは僕にとっては非常に大きかったです。

但し、外でテザリングしてノートPC使ったりする人以外にはメリットの薄い話かも知れません。

他にモバイルWiFiルータのデメリットは?

5GHz接続だとDFSが発生する

SAKURA WiFiを含むレンタルモバイルWIFIルータサービスでレンタルできるルータは、ルータと接続機器とのWiFiで接続します。

そのWiFiの接続規格はルータの機種に依るのですが、僕が借りている機種(501HW)は、接続する帯域を2.4GHzと5GHzから選べます。

WiFiの接続規格に詳しい人なら分かると思いますが、2.4GHzの帯域はBluetoothなど他にも使っている機器の多い帯域であり、干渉が起きやすくスピードが出にくい帯域です。

そのため、僕は5GHzの帯域で通信を行うよう設定することがほとんどですが、気象レーダーなどがこの帯域を使用しており、今通信しようとしている環境で5GHzの帯域が利用可能か調査するフェーズが定期的に発生します。

これをDFS(Dynamic Frequency Select)と言います。

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DFSの調査発生時は通信が一切できません(時間は1分程度)。

非常に煩わしい仕様ですが、その分2.4GHz帯よりも高速通信できると思って割り切って使っています。

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SAKURA WiFiのサービスは『買い』か?

僕は、以下の条件を満たす人はSAKURA WiFi(も含むレンタルモバイルWIFIルータサービス)を契約しても良いと思います。

  • スマホだけではなく他にも家の外でネットに接続する機器がある
  • 通信量が月10GB超える
  • 昼間でも画像や動画を観たい

レンタルモバイルWiFiルータサービスにはSAKURA WiFi以外にも元々注目されていたFUJI WIFIとかiVideo、NOZOMI WIFIなど色々なサービスがあります。

それぞれで価格やルータ機種、制限の掛かる通信量などが違いますので、その辺を比較しながら、自分に最適なサービスを選択するのがベストだと思います。

取り敢えず僕は現時点ではSAKURA WiFiで文句なし、です。